アイ・オー、D3端子搭載テレビに出力可能なカードを発表


 2月13日より新世代リアルタイムAV情報誌「AV Watch」が創刊します。まだ、創刊までは間があり速報性や網羅性は完全ではなく毎日更新できませんが、プレオープンとして随時レポートなどを掲載していきます。

2月上旬 発売

標準価格:29,800円

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 株式会社アイ・オー・データ機器は、HDTVのD3/D4端子へ出力が可能なカード「TVC-D3/AGP2」を2月上旬発売する。価格は29,800円で、PC-98NXシリーズ、PC/AT互換機に装着可能。対応OSはWindows 98/Me/2000。

 PCをD3/D4端子搭載のHDTVに接続し、HDTVでPCのゲームやDVD映像を見ることを目的とした製品。D端子へ変換可能な独自端子×1/アナログRGB15ピン端子×2を備えており、AGPスロットにこのカード1枚を差すだけでディスプレイとHDTV、ディスプレイ2台、といったデュアルディスプレイ構築も可能となっている。なお、ディスプレイ2台とHDTVへの同時出力は不可能。Windows 2000使用の場合はシングルディスプレイのみ対応となる。

 HDTVとの接続はカード側の出力が独自仕様のため付属の変換ケーブルを用いる。D3端子、コンポーネント端子、ビデオ/S端子への変換ケーブルが付属しており、長さはそれぞれ2.5m。

出力端子は計3系統。D端子との接続は中央の独自仕様端子から行なう 最大解像度のSXGAでの表示。インターレースのため多少揺れが感じられる パッケージ裏面。付属ケーブルは独自端子から直に各端子へ変換される

対応解像度
D3モード
(ピクセル)
640×480
800×600
800×480
1,024×768
1,024×576
1,280×1,024
1,280×720

 搭載ビデオチップはSiS300で、ビデオメモリは32MB。HDTV出力時にはSXGA(1,280×1,024ピクセル)が最大解像度。ビデオ/S端子ケーブル使用時の最大解像度は、SVGA(800×600ピクセル)となる。

 ディスプレイ、TVの解像度変更は付属のドライバから行なえ、対応解像度は右表の通り。16:9比率のHDTVで4:3のSXGA表示を行なうと左右が切れてしまうが、16:9の1,280×720ピクセルといった解像度も用意されているため画面いっぱいの高解像度表示も可能。なお、TVでのシングルディスプレイ環境でもPCの起動は問題なく行なえる。

ドライバ画面。解像度はプライマリ、セカンダリともにいつでも変更可能 テレビをプライマリにしてPCを起動。BIOSから問題なく表示できる

 SiS300は現在のハイエンドチップに較べると3D性能に劣る部分はあるが、価格面やSiS製ビデオエンコーダを使用したことでの相性面などから採用したとのこと。発表に際しての説明会では3D性能に関して「Savage2000と同等」とし、「今後はチューナ内蔵型のものや、D4、D5端子に対応した製品も作りたい」とも話していた。

 D3はインターレース表示になるため静止画面ではちらつきが気になるが、現状ではD4をネイティブに表示できるHDTVは少数派。同種の製品にカノープスの「SSH-HDTV」があるが、こちらはD4/D2のプログレッシブ表示のみ対応となっている。デジタルハイビジョン対応テレビとして販売されているもののほとんどはD3までの対応であるため、D3でSXGAまで表示できるメリットは大きい。

□アイ・オー・データのホームページ
http://www.iodata.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.iodata.co.jp/news_rel/200101/30_013b.htm
□関連記事
【1月17日】カノープス、D端子搭載ハイビジョンテレビに接続可能なモジュール(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010117/canopus.htm

(2001年1月30日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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