シャープなど家電6社が次世代液晶開発の新会社を設立

　シャープ株式会社、株式会社東芝、日本電気株式会社、株式会社日立製作所、松下電器産業株式会社、三菱電機株式会社は、次世代液晶基盤技術の開発を共同で行なう新会社「株式会社液晶先端技術開発センター」を設立した。

　英語表記はAdvanced LCD Technologies Development Center Co.,LTD(略称ALTEDEC、アルテデック）。船田文明氏(シャープ液晶開発本部副本部長)が新社長に就任した。資本金は5,040万円。出資比率は6社均等となっている。

　新会社の主な開発テーマは、「省エネ生産プロセス基盤技術の研究開発」と「次世代基盤技術の研究開発」の2つ。各企業単独では難しい技術開発を、6社が参加することで、コスト、スピードの面で有利に導くとしている。「競争原理を社内に取り入れ、(6社間の)活性化を図りたい」(船田社長)との意向もある。

船田文明社長

　新会社設立の意図について船田社長は「本格的なネット社会の到来を前に液晶ディスプレイに対する期待は大きい。より高性能で環境に優しいディスプレイの技術が必要になってきている」と述べ、「産官学連携のもと、日本の液晶産業の総合力を結集した研究開発体制を構築し、将来の液晶産業の基盤となる『技術プラットフォーム』を確立する」として挨拶を締めた。

□液晶先端技術開発センター(ALTEDEC)のホームページ
http://www.mmjp.or.jp/ALTEDEC/
□ニュースリリース(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/010205-2.html

(2001年2月5日)

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