アルプス、BSデジタル放送用復調器内蔵高周波ユニット

連絡先：商品情報センター
　　　　Tel.03-5499-8154

　アルプス電気株式会社は、BSデジタル放送用の内蔵型高周波ユニット「BSB」を3月上旬よりサンプル出荷する。サンプル価格は10,000円。

　「BSB」は、日本でのBSデジタル放送に使われているデジタル変調方式「8PSK（8 Phase Shift Keying）」の復調器を内蔵した高周波ユニットで、復調器を内蔵したBSデジタル用高周波ユニットは同社初。電源電圧はDC5/2.5/30Vの3種に対応し、消費電力は1.6W。BS/CSデジタルの受信が可能で、主な用途にはBSデジタル受信機を想定している。

　同社では「復調器を内蔵することにより、セット側で復調用ICの調達が不要になり、かつ回路デザインの手間もなくなる」として、設計の効率化、短期化を図れることをアピールしている。

　同社独自の「CAE（Computer-Aided Engineering）シミュレーション」技術により、位相雑音、群遅延といった特性を改善し、ビットエラーレート性能も高めている。 　IQ復調部にはダイレクトコンバージョン方式を採用。内部回路の見直し、集積化を進め、同社従来品「BSRシリーズ」と比較して容積比を25%減らし、外形寸法41×73.7×13mm（幅×奥行き×高さ）を実現した。同社は「小型化によりセットされる機器の小型化や、PC用カードへの搭載も可能」としている。

□アルプス電気のホームページ
http://www.alps.co.jp
□ニュースリリース
http://www.alps.co.jp/press/new2001/0222c-j.htm

(2001年2月23日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]