NEC、BSデジタル対応デスクトップPC「VALUESTAR T」

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　日本電気株式会社（NECソリューションズ）は、BSデジタル放送の受信が可能な省スペースデスクトップPC「VALUESTAR T VT1000J/6JD4」（受注生産品）と、同社の直販サイト「121@store」のBTOモデル「VALUESTAR G」シリーズを発売する。出荷時期は「VALUESTAR T VT1000J/6JD4」が3月8日。「VALUESTAR G」シリーズは27日より受注を受け付け、3月16日から出荷開始。

　価格は「VALUESTAR T」がオープンプライスで、店頭予想価格は35万円前後の見込み。「VALUESTAR G」シリーズのBSデジタル仕様モデルは、本体のみの最安値モデル「VALUESTAR G VG86J/9Z1Y543」が195,000円となっている。

　全モデルで、BSデジタル放送の視聴をできるのが特徴（1080i/720p映像は480pに変換される）。通常のTV放送の受信/録画も可能で、EPGでの検索、視聴中の巻き戻し機能も備えている。録画は、MPEG-2の7Mbps（640×480ドット）/6.2Mbps（320×480ドット）に加え、MPEG-1（2Mbps）に対応する。

　ただし、BSデジタル放送の録画は未対応。ソフトのアップブレードなど今後の対応も未定で、本体に搭載しているIEEE 1394（i.LINK）からD-VHSなどへの録画もサポートしていない。なお、BSデジタルチューナカード単体での販売については、検討中としている。

　「VALUESTAR T VT1000J/6JD4」は、500cd/m²以上の高輝度な15.3型ワイドTFT液晶ディスプレイ（1,280×768ドット）が付属。5.1chスピーカーシステム（PK-SP500）も標準装備で、ドルビーデジタルの5.1chサラウンド再生可能（dts未対応。AACは5.1chから2chへのダウンミックス音声に対応）。ドルビーヘッドフォン機能、TV-OUT端子（S/コンポジット共用）なども備えている。

　「VALUESTAR G」シリーズは、BTOにより計192種類の構成が可能。BSデジタル対応モデル最安値の「VALUESTAR G VG86J/9Z1Y543」ではディスプレイなし、CPUがPentium III 866MHz、メモリ SDRAM128MB、HDD 40GB、i810E内蔵ビデオで、OSはWindows Meという構成になっている。CD-RW/DVD-ROMの搭載や、映像音声関連機能などは「VALUESTAR T VT1000J/6JD4」と同等。

【「VALUESTAR T VT1000J/6JD4」の主な仕様】

• CPU：Pentium III 1.0B GHz
  
• メモリ：VC SDRAM 128MB
  
• HDD：約60GB
• ビデオカード：GeForece2 MX（AGP 16MB）
• CD-RW/DVD-ROM：読み込み　DVD 4倍速、CD 24倍速（最大）
  　　　　　　　　　　書き込み　CD-R 4倍速、CR-RW 4倍速
• OS:Windows Me

• BSデジタル放送受信、地上波TV放送受信/録画
• 地上波データ放送受信、EPG対応iモードTV録画予約（地上波）
• S/コンポジットビデオ出力、光/同軸デジタルオーディオ出力
  
• ビデオ/音楽編集、DVDオーサリング、音楽/ビデオCD作成
  

(2001年2月27日)

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