ビクター、BSデジタルハイビジョンをそのまま録画できるD-VHSデッキ


3月上旬発売

標準価格:178,000円

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 日本ビクター株式会社は、MPEG-2エンコーダ/デコーダを内蔵し、BSデジタルハイビジョン放送をそのままの画質で記録できるD-VHSビデオデッキ「HM-DH20000」を3月上旬に発売する。価格は178,000円。2000年9月に発表された「HM-DH30000」(235,000円)からHDデコーダを省略した低価格モデルになる。

 走査線1,125本のBSデジタルハイビジョン放送をD-VHSテープに記録する「HSモード」(転送レート28.2Mbps)を搭載し、最長4時間の録画が可能。BSデジタルハイビジョンテレビやチューナとはi.LINKで接続する。SD放送など転送レートが低いときは、自動的にSTDモード(水平解像度500本、転送レート14.1Mbps)に切り替わる「録画スピードAUTOモード」も搭載している。

 現行放送やBSデジタルチューナのS映像(525i)といったアナログ映像ソースをMPEG変換し、STDモードやLS3モード(水平解像度400本、転送レート4.7Mbps)でデジタル記録することもできる。3月1日発売予定のD-VHSテープ「DF-360B」(別売1,300円)を使用した場合、記録時間はSTDモードで最長8時間、LS3モードで最長24時間になる。LS3モードなら、1時間あたり約72円という低コストになるという。

 デジタル信号の入出力を行なうi.LINK端子を背面に2つ搭載。DVで録画したDV方式の映像をMPEG-2方式のD-VHSにダビングする「DVデコーダ」も装備している。

 そのほか、古いアナログビデオの再生時の揺れ(ジッタ)を補正する「フレームシンクロナイザ」も搭載している。

 なお、発売が遅れていた上位機種「HM-DH30000」だが、2月26日に発売となっている。

録画再生モードの概要
【主な仕様】

  • 録画方式:D-VHS MPEG2 HS、STD、LS3モード規格
  • 受信チャンネル:VHF 1~12ch、UHF 13~62ch、CATV C13(63)~C63(113)ch
  • 使用カセット:D-VHS、S-VHS、VHSカセット
  • 最大録画時間:4時間(HSモード)、8時間(STDモード)、24時間(LS3モード)
  • テープ速度:33.4mm/sec(HSモード)、16.67mm/sec(STDモード)、5.55mm/sec(LS3モード)
  • i.LINK端子:4pinタイプ×2(背面、MPEG-2入出力/DV入力兼用)
  • 入力端子:AV×3、S映像×3(前面含む)
  • 出力端子:AV×2、S映像×2
  • 外形寸法:435×383×105mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:5.7kg

□日本ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/products/vcr/HM-DH20000.html
□関連記事
【2000年9月29日】ビクター、世界初のHDDとS-VHSのハイブリッドビデオレコーダなど(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000928/victor.htm

(2001年2月27日)

[orimoto@impress.co.jp]

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