コンパル、オーバーレイ機能つきダウンコンバータ －PCとTVの映像をミックスしてTVに出力可能

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　株式会社コンパルは、オーバーレイ機能付きスキャンコンバータ「Tempest SX PC VIDEO OVERLAY」を、3月1日に発売する。価格は59,800円。RGB信号は640×480～1,600×1,200ドットに対応する（Macintoshは1,024×768ドットまで）。

　「Tempest SX」は、PCの映像とTVの映像をミックスしてTVに出力できるダウンスキャンコンバータ。これまでプロ用とされていた「GENLOCK（ゲンロック）」回路を搭載し、RGB信号とNTSC信号を同期させ、NTSC信号に出力することでオーバーレイ機能を実現した。

　オーバーレイは、別々の映像をフィルムのように透過しながら合成する機能。ビデオカメラなどで撮影した映像に、PC上で作成したテロップを重ね合わせてビデオデッキで録画したり、ビデオの映像にPCの画面をクロマキー合成したりできる。

　画面合成は、重ね合わせモードと透過モードの2種類。それぞれ64段階の調整が可能。画面を4倍に拡大できるズーム機能、拡大画面の映像を上下左右に移動できるパン機能、画面のデータを最大4画面まで記録できるフリーズメモリ機能を搭載している。

　入力端子はS端子×1、コンポジット×1、RGB×1。出力端子がS端子×1、コンポジット×1、RGB×1（スルーアウト）となっている。

　合成された映像はTVのみへ出力され、PCモニタには出力できない。同社では「Tempest SXを使うことで、ビデオミキサー&ビデオテロップ付多機能ビデオ編集パソコンになる」としている。

　製品にはリモコンと、Windows 95/98/Me/2000に対応するテロップ作成ソフト「てろっぷ・そふと」を同梱。静止画のテロップだけでなく、スクロール、ワイプ、フェードなどの効果を付け加えたテロップを作成できる。

□コンパルのホームページ
http://www.compal.to
□ニュースリリース（PDF形式）
http://compal.to/ftp/pub/pdf/news_pvo-211.pdf

(2001年2月28日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]