ビクター、世界最小最軽量のフルフラットDVカメラを発売 ―本体のみで撮影画像のMPEG-4変換が可能

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　日本ビクター株式会社は、世界最小最軽量のDV「GR-DVP3」(愛称：ポケット e-ムービー)を3月上旬から発売する。価格は235,000円。

　光学10倍ズームを搭載しながら、43×80×115mm(幅×奥行き×高さ)という小型ボディを実現。さらに、凹凸のないフルフラットボディデザインのため、胸ポケットにも入る携帯性を可能にした。開発に当たっては「たばこの箱のサイズが目標だった」(ビクター)という。ボディの素材はマグネシウム合金とアルミニウム。レンズカバーは手動スライド式となっている。

正面	レンズバリアを 閉めた状態	背面

　電源ダイヤルやズームなどのよく使う操作部を本体背面の中央に集中させたため、利き手を選ばずに操作できる。また、液晶モニタを閉じるだけで電源オフになる「クイックパワーオフ機能」を採用。クイックパワーオフの状態から液晶モニタを開くと、すぐに撮影が行なえる。電源には携帯電話用の平型セルを使ったリチウムイオン電池を採用し、小型化と連続撮影時間のバランスをとったという。

　水平解像度520本の動画記録が可能で、静止画はプログレッシブ撮影が行なえる。静止画はSDメモリーカードに保存でき、画像サイズはXGA(1,024×768ドット)、またはVGA(640×480ドット)。低照度化でも被写体を明るくカラーで撮影できる「ナイトアイ」も備えている。

　別売のアクセサリキット(28,000円)には、ドッキングステーションが同梱されており、内蔵されたUSB端子でメモリーカード内のデータを直接PCに転送可能。OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000と、Mac OS 8.5.1/8.6/9.0/9.1に対応する。

　GR-DVP3の特徴の1つとして、miniDVテープに保存した撮影画像をカメラ本体でMPEG-4に変換し、SDメモリーカードに記録することができる。MPEG-4記録での画像サイズは160×120ドット。最大20秒の動画ファイルが作成できる。

　また、SDカードに入ったMP3ファイルも再生可能。オリジナル効果音を撮影中や撮影後に加えることができる。MP3ファイルは、本体に同梱されているCD-ROMに入っているほか、同社の専用Webページにも掲載されている。

ドッキングステー ションを装着	2WAYトラップが付属	新設計の電池(手前)

【主な仕様】

• 録画方式：MiniDV方式
• 映像信号記録：デジタルコンポーネント記録
• 音声信号記録：PCMデジタル記録(16 bit 2ch/12 bit 4ch)
• CCD：1/4型68万画素CCD(撮像エリア約34万画素)
• レンズ：F1.8、焦点距離3.7～37mm(35mm換算47.5～475mm)
• モニタ：2型カラー液晶(20万画素ポリシリコン液晶)
• ファインダ：0.44型カラー液晶(11.3万画素ポリシリコン液晶)
• 静止画圧縮方式：JPEG(DCF準拠)
• 静止画記録サイズ：XGA(1,024×768ドット)、VGA(640×480ドット)
• 連続撮影時間(ファインダ使用時)：約1時間10分(BN-V107)、約9時間20分(VU-V856KIT)
• 連続撮影時間(液晶モニタ使用時)：約1時間(BN-V107)、約7時間40分(VU-V856KIT)
• 外形寸法：43×80×115mm(幅×奥行き×高さ)
• 重量：約340g(本体のみ)、約410g(バッテリ、テープ、グリップベルト含む)
• 入出力端子：本体(AV出力、インフォシュー)、ジャックボックス(S映像出力、DV入出力、編集、USB、ヘッドフォン)

□日本ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/products/movie/GR-DVP3.html
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(2001年2月28日)

[orimoto@impress.co.jp]