日本マランツ、フィリップスからマランツ・ブランドを買収


3月1日発表



 日本マランツ株式会社は、マランツ・ブランドをオランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス(フィリップス)から買収することを発表した。同時に、ヨーロッパとアメリカの販売会社も買収を行なう。また、フィリップスは日本マランツの持ち株のうち1.5%を売却し、フィリップスの持ち株比率は50.5%から49%に減少する。買収は2、3カ月で完了する予定。

 今回の買収で、マランツ・ブランドの販売は日本マランツに集約されることになる。両社はこれにより、さらに事業価値を高めるとしている。

 SACD(スーパーオーディオCD)などにおける両社の協力体制は今まで通り続ける方針で、日本マランツが保有するワイヤレス・データ通信やサテライト関連事業に対しても事業拡大策をとるという。

 マランツは世界3位のAVブランド。日本マランツは、マランツ・ブランドの技術、開発センターの役割を30年以上担当してきたほか、アジア地域のマランツ・ブランド販売権を所有していた。

 なお、同日発表された日本マランツの平成12年12月期決算(平成12年1月1日~12月31日)は、売上高247億3,900万円(前年同期比3.1%増)、営業利益5,700万円(同11.1%増)、経常利益4億7,900万円(同61.7%増)、純利益2億9,900万円(同12.2%減)となっている。

□日本マランツのホームページ
http://www.marantz.co.jp/
□ニュースリリース(日本マランツ)
http://www.marantz.co.jp/ja/corporate/anounce/corp/010301.html

(2001年3月5日)

[orimoto@impress.co.jp]

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