松下、光ディスクドライブ向けIEEE 1394インターフェイスLSI

　松下電器産業株式会社、松下電子工業株式会社は、光ディスクドライブ向けIEEE 1394インターフェイスLSI「MN864411GT」を3月下旬にサンプル出荷する。サンプル価格は3,000円。

　「MN864411GT」は、DVDなどの光ディスクドライブを、IEEE 1394インターフェイスでPCと接続するためのLSI。PCへの最大転送速度は400Mbps（50MB/秒）。ATAPIをIEEE 1394に変換する機能を持ち、デジタルカメラやプリンタなどの各種周辺機器にも適応できるという。

　IEEE 1394a規格に準拠したリンク層回路、SCSIコマンドをIEEE 1394用に変換するSBP2（Sirial Bus Protocol2）処理回路に加え、最大転送速度50MB/秒の物理層回路2ポートを集積。0.25μmプロセスのCMOSを用いて1チップ化した。また、ATAPIはATA-66に準拠しハードウェアで高速に実行できるほか、最大データ転送速度50MB/のDMAインターフェイス回路も搭載しており、接続する機器にあわせて変更可能となっている。

　同社では「ATAPIとIEEE 1394インターフェイス変換を行なうブリッジ回路と、IEEE 1394の物理層回路を内蔵した光ディスクドライブ向けIEEE 1394インターフェイスLSIは業界初。IEEE 1394インターフェイスに省スペースで容易に対応させることができ、外付用光ディスクドライブの普及が期待できる」としている。

□松下のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010316-2/jn010316-2.html

(2001年3月19日)

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