光i.LINK規格「OP i.LINK」のライセンスを4月2日から供与開始


4月2日よりライセンス供与を開始




 シャープ株式会社ソニー株式会社は、光ファイバを用いたIEEE 1394インターフェイス「OP i.LINK」の仕様Ver.1.0を策定。ライセンス供与を2001年4月2日より開始すると発表した。「OP i.LINK」は、2000年9月に両社が基本仕様を策定。今回、Ver1.0となり有償でライセンス供与されることになった。この中には、光学/電気特性、コネクタ形状、PHY(物理層)LSI仕様、バスマネージャ実装規定と、その試験/測定方法が含まれる。

 「OP i.LINK」は、IEEE 1394a-2000の通信プロトコルに準拠し、一芯POF(プラスチック光ファイバ)を介してデータを伝送する方式。Ver1.0でのデータ伝送速度は100Mbps。従来のメタルケーブルを使用したi.LINKとのプロトコル上の互換性も確保されている。今後、両社は400Mbpsまで伝送可能なVer.2.0の仕様策定に取組むとしている。

 なお、準拠したデバイスやデジタルAV/IT機器の相互接続性を確保するための検証、ロゴ・マークの供与(OP i.LINK仕様の準拠認証)は、第3者機関を代行機関として実施する。

【OP i.LINK Ver.1.0の主な仕様】

  • 伝送方式:1芯POF 全2重伝送方式
  • 光ファイバ:SI(ステップインデックス)型
  • 発光素子:LED(発光ダイオード)、LD(半導体レーザ)
  • 波長:650nm
  • 符号化方式:8B10B
  • 伝送距離:60cm~10m
  • 伝送速度:100Mbps
  • コネクタ形状:
    • スーパーミニジャック型コネクタ(φ2.5)
       主な用途:携帯電話やPDAなどの小型携帯機器
    • ミニジャック型コネクタ(φ3.5)
       主な用途:据置型AV/IT機器 前面パネル、
      携帯型CDプレーヤやカメラ一体型VTRなどの携帯型AV機器
    • メカニカルロック付コネクタ(φ3.6)
      主な用途:据置型AV/IT機器 背面パネル

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.kodak.co.jp/motion/06-01-32.htm
□関連記事
【2000年9月22日】ソニー、光i.LINK規格「OP i.LINK」の基本仕様を策定(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000922/sony.htm

(2001年3月19日)

[furukawa@impress.co.jp]

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