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このコンベンションは、ビデオ/DVDの販売店などに向けて、ブエナ・ビスタの2001年の中期戦略プランを説明するもの。
特に今回は、23日にDVDとVHSの発売が正式発表されたばかりの「ダイナソー」がメインに据えられており、会場前には動く恐竜が飾られるほどだった。 コンベンションの第一部として解説された中期戦略プランで注目されるのは、「CLUB-BVHE」の設立。「CLUB-BVHE」は4月に設立の予定のWebサイトで、同社の新作情報やイベント情報の提供はもとより、“笑える映画”といったキーワードでタイトルを検索したり、掲示板を設けユーザーの意見交換をできるようにするなど双方向性もたせたものになるという。また、トレーラームービーもダウンロード可能になる予定。 CLUB-BVHEでは、一般のサイト来訪者以外にも、会員限定のサービスや、同社の製品を購入するなど一定の条件満たすとなれる特別会員だけのサービスなどを用意して、消費者の囲い込みを図る計画。さらに、こういった取り組みにより、店舗への集客効果も狙うという。
また現在、ビデオの「Disney VIDEOS」と、DVDの「Disney DVD」に分かれているブランドネームを「WALT Disney HOME ENTERTAINMENT」に統合。より一層のブランドネームの定着を目指すことも明らかにした。 戦略プランの説明の後、休憩を挟んで行なわれたダイナソーのプレゼンテーションは、ステージをジャングルに仕立て、大音響とともにスモークがたかれる、凝った演出で始まった。 ダイナソーは、日本では2000年12月に公開された、実写映像とCG映像を融合させて6,500年前の白亜紀の恐竜を蘇らせた映画。日本での興行収入は55億円(観客動員420万人)を突破し、ディズニー映画の日本興行記録を達成した。
このダイナソーが、DVDになって6月22日に4,700円で発売される。DVD版は、ディズニーの国内版初の「アニメーテッド・メニュー(動くメニュー)」を採用しているほか、2種類のゲームが遊べるなど、DVDならではの特典を収録。同社が、今後DVDに積極的に取り組む姿勢がうかがえる内容となっている。
「ダイナソー DVD」発売プロモーションとして、富士通のDVD-ROMドライブ搭載モデルに予告編などを収録した「お試しDVD-ROM」を約10万枚配布。また、オリジナルトレーディングカードを用意し、パッケージにも封入される。このプロモーションを通して、「男の子(男性)を中心とする恐竜ファン」、「迫力のCGを見たいDVDユーザー」、「母と子を中心とディズニーファン」をターゲットに訴求していくとしている。 また、ダイナソー以外のアニメ作品として、'55年公開の「わんわん物語」の続編である「わんわん物語II」が、8月17日に4,700円で発売されることも明らかにされた。声優にジャニーズJr. 秋山純と、山田まりやを起用。メインテーマソングは山下達郎が歌う「ベラ・ノッテ」が使用される。なお、音声や字幕、映像特典などの詳細仕様は未定。
さらに、10月には往年の名作「白雪姫」のDVDが全世界同時リリースされることも発表された。こちらの方は、発売日や価格も含めて詳細は決まっていない。
そして、プレゼンテーションの最後に、ディズニーではライブアクションとカテゴリー分けしている実写映画「キッド(4月20日発売、4,700円)」、「60セカンズ 特別版(5月18日、3,800円)」も紹介しコンベンションは終了した。
□ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントのページ (2001年3月28日)
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