パイオニア、バーブラウン製回路搭載のカロッツェリア

DEX-P01

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　パイオニア株式会社は、カーオーディオ「カロッツェリア」シリーズの新製品、CD/チューナユニット「DEX-P01」とデジタルプロセッシングユニット「DEQ-P01」を5月下旬に発売する。価格は「DEX-P01」が130,000円、「DEQ-P01」が70,000円。

　ディスプレイ部には視認性・応答性に優れた有機ELパネルを採用している。また、フェイス部はアルミニウム材を使用した高級感あるものとなっている。シャーシは磁気誘導ノイズを減少させる銅メッキを採用。RCA端子は金メッキで、ケーブルは高純度なOFCとなっている。

●DEX-P01
　L/Rの各チャンネルに24bitマルチビットD/Aコンバータを採用し「107dB(1kHz)の高SN比、低歪率のクリアな音の再生を実現した」(同社)という。また、ハイビットコンバージョン回路を搭載し、音楽CDから読みとった16bitデータを24bitに変換し、ダイナミックレンジを拡大するという。同時に量子化歪みの低減も行なわれる。さらに、音声波形の変動幅を従来の2倍に上げるCD再生用クロック回路を搭載することで、ジッターを従来比で約40%にまで低減させている。

　CD部には、強化した電源回路とグランドラインを採用し、電流供給能力を向上させたという。また、ホログラム技術や高温(80度)レーザーダイオードを利用した、高感度・高信頼性のピックアップを採用している。

　同社の6連奏マルチDVDプレーヤー「XDV-P9」とテレビモニターを接続すれば、DVDビデオを楽しむためコントロールユニットとしても使用できる。

【主な仕様】
(CDプレーヤー部)

• 周波数特性：5～20,000Hz
• S/N：107dB(1kHz)
• ダイナミックレンジ：98dB

• 受信周波数帯域：FM 76.1～89.9MHz、AM 522～1,629kHz
• 実用感度：FM 9dBf(0.8μV/75Ω、SN 30dB)、AM 18μV(SN 20dB)

• 入力端子：光デジタル×1
• 出力端子：光デジタル×1、アナログRCA(フロント/リア)
• 最大消費電流：4.0A
• 外形寸法(取り付け、幅×奥行き×高さ)：178×165×50mm(D)、178×160×50mm(DIN)
• 重量：1.7kg

　スピーカーの出力レベルと再生帯域を調整可能な4WAYクロスオーバーネットワークを内蔵。聴取位置によって異なる音圧レベルのかたよりをスピーカーそれぞれの出力レベルで調節できる。

　内蔵するデジタルイコライザーは、20Hz～20kHzの範囲を1/3オクターブステップで調整する、プロ用機材と同レベルのもの。また、各スピーカーの出力タイミングを1/20,000秒単位で調節できるので、距離・高さが異なるスピーカー位置にあわせて、音がドライバーに届く距離差を微細なレベルまでそろえることができる。

　分解能51bitのDSPを3基搭載。IC間の伝送は32bitで行なわれる。また、バーブラウン製の24bitマルチビットD/Aコンバータ(サインマグニチュード方式)を6基内蔵し、HIGH、MID、LOWのL/Rそれぞれに適用している。サブウーファ出力部にもバーブラウンのデルタ・シグマ方式1bitD/Aコンバータを採用している。

【主な仕様】

• グラフィックイコライザー：20Hz～20kHz、31バンド 1/3オクターブ、レベル±12dB(0.5dBステップ)
• クロスオーバーネットワーク：20Hz～20kHz、4WAY(SUBWOOFER、LOW、MID、HIGH)
• タイムアライメント：0～340cm(1.7cmステップ)
• トーンコントロール：バス 63Hz～250Hz、トレブル 4kHz～16kHz、±12dB(1dBステップ)
• 周波数特性：10Hz～20kHz(-1dB)
• 最大出力：4V
• インピーダンス：1kΩ
• SN比：109dB
• セパレーション：90dB
• 入力端子：光デジタル×1
• 最大消費電流：1.0A
• 外形寸法：191×220×49mm(幅×奥行き×高さ)
• 重量：1.8kg

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release237-j.html

(2001年3月30日)

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