サン電子、ステレオ音声を5.1ch化するゲーム機用デコーダ


4月27日発売

標準価格:11,000円

連絡先:ユーザーサポート
    Tel.0587-55-0288


 サン電子株式会社 サンソフト・ニューコンテンツ分社は、ゲーム機用のマルチチャンネル音響方式「CS-I」に対応したマルチチャンネルサウンドシステム「SOUNDCIRLCLE(サウンドサークル)」を4月27日に発売する。価格は11,000円。同社の製品紹介ページでも販売され、現在、先行予約の受け付けを行なっている。

 パッケージは専用デコーダとリアスピーカ2つで構成される。テレビ内蔵のステレオスピーカーや手持ちのステレオスピーカーをフロントL/Rスピーカーとして接続すれば、米SRSラボのマルチチャンネル音響技術「CS-Interactive」による、4chのサラウンドに変換して再生できる(センターはL/Rによるファントム再生)。

 「CS-I」はゲームソフト向けの技術だが、すべてのステレオサウンド、またはドルビーサラウンドなどのマトリックスエンコーディング方式にも対応。デコーダには2系統のライン入力を装備し、ステレオ音声を入力することで、サラウンド化する。同社では「DVD、LD、ビデオテープ、音楽CD、テレビ、衛星放送などにも効果を発揮する」としている。また、サブウーファ端子も用意されている。

 CS-I方式でエンコードされたゲームなどのソースなら、独立した音声を取り出すことができる。また、リアルタイムでエンコード可能なため、ゲームでは画面内の主人公の動きにあわせて効果音などの定位や音場を変化させることができる。同社によるとPS2用のゲームをはじめ、CS-I対応の音楽、映像ソフトが今後登場する予定だという。

 ドルビーサラウンドなどのマトリックスエンコーディングの場合は、CS-I独自の方法で後方に音を振り分けることで5chを実現し、「それぞれの専用デコーダを使用したときと同等の豊かな5ch音場を再現する」(同社)としている。通常のステレオ音声でも左右、後方に音を広げる効果がある。

WAVEをCS-Iに変換する
ファイルコンバータ
 なお、CS-I用のリアルタイムエンコーダ/デコーダ(Mark of the Unicorn製のサウンドモジュールに対応)や、ファイルコンバータも販売されるほか、体験版ソフトやデモサウンドも同社のWebページで配布されている。


【主な仕様】

(デコーダ部)

  • サラウンド出力:3.5W×2(1kHz)
  • 入力インピーダンス:10kΩ
  • 周波数特性:ライン出力 20Hz~20kHz、サラウンド出力(8Ω負荷時)100Hz~20kHz、サラウンド出力(負荷なし)20Hz~20kHz
  • 入力端子:ライン2系統
  • 出力端子:ステレオミニプラグ(リアスピーカー用)、モノラルミニプラグ(サブウーファ)、3.5mmステレオミニプラグ(映像、ステレオ音声)
  • 外形寸法:145×120×30mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:260g

(リアスピーカー部)

  • 出力:5W×2
  • 出力インピーダンス:8Ω
  • 外形寸法:89×89×89mm
  • 重量:340g(1本)

□サン電子のホームページ
http://www.sun-denshi.co.jp/
□商品紹介
http://www.newcontents.net/
□関連記事
【2000年4月21日】サンソフト、ゲーム機用マルチチャンネル音響システム
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000421/sun.htm

(2001年4月3日)

[orimoto@impress.co.jp]

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