ソニー、業界最薄・最軽量のワイド42型プラズマTV
-同社初の民生用プラズマディスプレイ


5月20日発売

標準価格:オープンプライス

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※フローティングスタンド、スピーカースタンド、AVシステムラックは別売

 ソニーマーケティング株式会社は、ワイド42型のプラズマTV「KZ-42HS500」を5月20日より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予測価格は110~120万円の見込み。当初月産台数は500台。パッケージは「ディスプレイユニット」、「デジタルAVユニット」、「サテライトスピーカー」(2本)、「アクティブサブウーファ」の5ピース構成となっている。同社は、'98年から業務用のプラズマディスプレイを販売しているが、コンシューマ向けの製品は今回が初めてとなる。

 KZ-42HS500には、コンポーネント信号処理から画像表示まで一貫してデジタルのまま行なう、同社独自の信号処理回路「リアルデジタルシステム」を搭載。「明るく鮮鋭度の高いリアルな映像を再現した」という。また、この回路の採用により、アナログ/デジタル変換回路が必要なく、映像回路のLSI化、電源供給の直流化などで、奥行き66mm、重量26.7kgを実現した。同社では、42型フラットパネルテレビでは、業界最薄・最軽量としている。

 映像面では、入力ソースに応じて表示パネルの輝度を自動調節する「I.B.(インテリジェント・ブライトネス)システム」や、「デジタルガンマ回路」、「デジタルカラー/ヒュー回路」、「デジタルピクチャー回路」を搭載。デジタル映像信号をダイレクトに処理する。そのほか、同社のリアプロジェクションTV「GRAND WEGA」でも採用している、NTSC信号の密度を増して表示する「DRC(デジタル・リアリティー・クリエ ーション)」や、異なった周波数の映像をマルチ画面表示する回路「マルチ・イメージ・ドライバーMID-X」も装備している。

 別売のBSデジタルハイビジョンチューナなどと組み合わせて、ハイビジョン放送とNTSC(地上波など)を2画面表示できる。なお、パネルの解像度は853×480ドットで、ハイビジョンソースはCRT方式とは異なり、奇/偶数フィールドを同じ走査線で表示する方式が採用されている。

 音質面では、薄型サテライトスピーカーと、50W高出力アンプ内蔵アクティブサブウーファからなる2.1chスピーカーシステムが付属。デジタルAVユニットには、デジタルアンプを含む総合出力80Wのアンプを内蔵している。さらに、同社のAVアンプにも搭載している独自の音場効果技術「デジタルシネマサウンド」を装備し、「付属のスピーカーのみで5.1chの本格システムにせまる迫力と臨場感あふれるリアルなサウンドが楽しめる」としている。また、光デジタル出力も備える。

 映像入力は、コンポーネント×3系統(D4端子×2)、ビデオ×4系統(S端子×3)に加え、AVマルチ(RGB)入力×1、アナログRGB(D-sub15)×1も搭載。さらに、コントロールS入出力や、2系統のAVマウスを装備しているので、テレビ画面から離れた位置にある同社製のAV機器を、リモコンを画面に向けて操作可能。

 また、オプションとして、画面が浮かんだように見える強化ガラスを2枚使用した「フローティングスタンド(SU-FHS1)」(店頭予想価格25万円)などのスタンドが用意される。

【主な仕様】

  • パネル:プラズマディスプレイ(カラーフィルター・ブラックストライプ方式)
  • 画面サイズ:42型(16:9)
  • 解像度(画素数):853×480ドット×3
  • 入力対応信号:1080i/720p/480p/480i
  • 音声出力:15W×2(サテライトスピーカー)、50W(アクティブサブウーファ)
  • 内蔵チューナ:地上波(VHF 1~12/UHF 13~62)×2、CATV対応
  • 消費電力:380W
  • PC入力:ポイントスキャン
          水平:31.0kHz~68.7kHz
          垂直:59.8Hz~75.1Hz
  • 映像入力:アンテナ端子、コンポーネント×3(D4端子×2)、ビデオ(S端子)×4(3)、
         AVマルチ(RGB)入力×1、アナログRGB(D-sub15)×1
  • 音声入力:PC音声入力(ステレオミニジャック)×1、光デジタル音声×2、コントロールS×1
  • 出力:光デジタル音声×1、コントロールS×1、AVマウス×2、ヘッドホン×1
  • 外形寸法(幅×奥行×高さ)、重量
    • ディスプレイユニット 1,062×66×662mm(最大突起物含まず)、26.7kg
    • デジタルAVユニット 430×398×78mm、6.7kg
    • サテライトスピーカー(1本) 145×63×200mm、0.68kg
    • アクティブサブウーファ 240×355×285mm、8kg

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200104/01-0405/

(2001年4月5日)

[furukawa@impress.co.jp]

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