ソニー、実売5万円のプログレッシブDVDプレーヤー


6月1日発売

標準価格:オープンプライス

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 ソニーマーケティング株式会社は、普及価格帯のプログレッシブ対応DVDプレーヤー「DVP-NS500P」を6月1日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円前後の見込み。

 DVP-NS500Pには、「12bit 54MHzビデオD/Aコンバータ」を採用しており、輝度信号2倍/色信号4倍のオーバーサンプリング、輝度信号は12bit、色信号は11bitの処理を行なっている。同社では「フラグシップジモデル『DVP-S9000ES』で培った技術を生かし、スタンダードモデルでありながら徹底した高画質化を図った」としている。

 プログレッシブ変換には、同社独自の高精度変換方式「バイ・ピクセル・アクティブIP変換」を採用。24コマ/秒のフィルム素材と、60フィールド/秒のビデオ素材を画素データから判別する。これにより、2つの素材が混在しているソフトでも、素材の変わり目で処理を高速で切り換えることが可能となった。また、ビデオ素材に対しては、画素単位で3段階の動き検出を行なうことで、変換による画面のボケやざわつきを抑えていたという。

 さらに、MPEG特有のブロックノイズの境界を目立たなくする「ブロックノイズ・リダクション(BNR)」や、独自の画質改善機能「新デジタル・ビデオ・エンハンサー(DVE)」回路も搭載。DVEでは、新たにソフトモードを備え、古い名映画やモノクロ映像も「雰囲気たっぷりに楽しめる」(同社)としている。また、DVEによりブロックノイズが強調される問題も、ブロックノイズリダクションとの併用により解消したという。

 画質調整機能として、ピクチャー/明るさ/色の濃さ/色合いを、各11段階で調整できる「ビデオイコライザー」装備。ディスク毎の細かい調整値は字幕、音声言語などの設定も含めて最大50枚まで保存可能となっている。音声では、DVDソフトのサラウンド音声を基に、仮想リアスピーカーを発生させる「TVバーチャル・サラウンド」搭載するほか、サブウーファ出力端子も装備している。

 ドライブには、ディスクの反りに対応できる「プレシジョン・ドライブ2」を採用。ピックアップレンズの傾きを微妙に変えた動きにより、ディスクの反りに対応して、高精度に信号読み取りが可能となり、「安定した高画質再生を実現した」という。

 なお、音楽用CD(CD-DA)、ビデオCDフォーマットで記録したCD-R/RWの再生も可能だが、ファイナライズ処理が必要となっている。

【主な仕様】
水平解像度約500本
音声周波数特性DVD(PCM96kHz再生時):2Hz~44kHz(±1dB)
DVD(PCM48kHz再生時):2Hz~22kHz(±0.5dB)
CD再生時:2Hz~20kHz(±0.5dB)
音声S/N比115dB(LINE OUT AUDIO L/R)
全高調波歪み率0.003%
音声ダイナミックレンジDVD:103dB、CD:99dB
ワウ・フラッター測定限界(±0.001% W PEAK)以下
映像出力コンポーネント映像:RCA/D2端子 各1系統
S映像:2系統
コンポジット映像:2系統
音声出力光デジタル:1系統
同軸デジタル:1系統
アナログ(L/R):2系統
サブウーファ出力:1系統
消費電力14W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
430×256×74mm
質量約2.7kg

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200104/01-0412/

(2001年4月12日)

[furukawa@impress.co.jp]

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