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会場:東京ビッグサイト 入場料:無料(登録制)
「EDEX2001」は、液晶パネルなど一般にはそのまま出回らない部材の展示がメインではあるが、最新の技術が展示され、今後の技術の動向がうかがえるイベントとなっている。 ■PDP PDPは、富士通日立プラズマディスプレイ、NECの2社が出展。 富士通日立プラズマディスプレイは、家庭用向け「ハイビジョンPDP」として、16:9比率の42/37/32型のパネルを展示した。これらはALIS方式のパネルで、42型と37型の解像度は1,024×1,024ドット。32型の解像度は852×1,024ドットで、4月10日に発売された日立の「W32-PD2100」で採用されたもの。 また、これらとは別に852×480ドットで16:9比率の42型PDPパネルと、4:3比率の1,024×768ドット37型PDPも出展されていた。
NECが展示したのは、すべて16:9比率のパネル。マルチメディア用の1,365×768ドットパネルは、42型、50型、61型のものがあった。61型は開発中のパネルであるが、精細感、明るさなどは42/50型と見比べても遜色ないレベル。その上で大きさからくる迫力は格段に高かった。
■低温CGシリコン/有機ELディスプレイパネル 会場では、液晶パネルの展示が大半を占めていた。PCディスプレイ用途、携帯端末、携帯電話などの用途へ向けたものが目立つ中、AV用途でも利用できる製品の展示も見受けられた。 シャープでは、従来のアモルファスよりも低消費電力化、低コスト化、高精細化ができるという「システム液晶CGシリコン」を用いた1,280×768ドットのワイド7型、320×240ドットの2型パネルを展示。映像を使ったデモンストレーションでは、確かに精細な印象を受けた。 また、「高速ASV液晶」技術を用いて15msecと高速な応答速度を持ち、視野角170°、コントラスト比500:1という、開発中の20型の680×480ドットTFT液晶パネルも参考出品した。そのほかにも、「ASV」を使った1,600×1,200ドット15型TFT液晶パネルや、1、024×768ドット14.1型液晶なども展示されていた。
三洋電機は、次世代の液晶パネルと期待されている有機ELディスプレイパネルを出展。パネルの最大サイズは5.5型と、2000年5月に発表されたものと同じだが、用途を想定したモックアップを多数用意し、有機ELディスプレイパネルをアピールしていた。
■その他の液晶パネル 富士通は、1,600×1,200ドットの23.1型液晶パネルのデモとして、PCを接続したパネルの隣に、DVDからの出力を受けたパネルなどを展示。一見した印象では、現在販売されている液晶TVよりも高精細で、残像も感じられなかった。 松下電器産業では、TV用として22型、15.2型、11型の液晶パネル3タイプを出品。いずれも854×480ドットのワイド型で、22型はすでに量産されている。解像度も現行品と同等ということもあり、これらの展示では特に目新しさは感じられなかった。
□EDEX2001のホームページ (2001年4月18日)
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