プラス、30万円を切る世界最小・最軽量のDLPプロジェクタ －ホームシアター市場本格参入第1弾

6月初旬発売 標準価格：オープンプライス 連絡先：P&C事業本部　ホームエンタテインメントグループ 　　　　Tel.03-3942-3018

　ビジネス用データプロジェクタの大手であるプラス株式会社は、ホームシアター分野に本格参入することを発表した。その第1弾として、DLPプロジェクタ「PIANO(HE-3100)」を6月初旬に発売する。本体カラーは、シルバー、ブラック、ホワイト、レッド、ブルーの5色を用意。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は298,000円の見込み。なお、海外市場でも順次発売予定としている。

　HE-3100は、投射方式に米TIが開発したDLP方式を採用したフロントプロジェクタ。0.67型848×600ドットのDMDを搭載し、コントラスト比600:1を実現した。光源は130W高圧水銀灯、RGBシーケンシャル照明は4倍速の240Hzとなっており、「長時間の視聴でも疲労を感じさせない」としている。

　また、2-3プルダウン検出が可能なプログレッシブスキャンコンバータを搭載。ファンには風量の大きなシロッコファンを採用し、ゆっくり回すことでファンノイズを33dBAに低減した。

　外形寸法は235×198×91mm(幅×奥行き×高さ)とA5ファイルサイズで、重量も2kgとフロントプロジェクタとして世界最小・最軽量としている。

　本体には画面上下左右反転機能や、デジタルキーストーン補正機能も搭載。ワイヤレスリモコンも付属する。なお、ホームシアター向けということで、入力端子としてアナログRGBは備えておらず、DVI-D、コンポーネント、コポジット、S映像を各1系統装備している。

【主な仕様】

• DMDサイズ：0.67インチ
• 解像度：848×600ドット(508,800画素)
• レンズ：マニュアルフォーカス　F=3.0 f=23mm
• 光源：130W高圧水銀灯
• 画面サイズ：36型(投映距離約1.2m)～200型(同約6.8m)
• 色再現性：フルカラー(1,677万色)
• 明るさ(ノーマリーホワイト)：500ANSIルーメン
• コントラスト比：600：1(フルオン・オフ)
• 水平走査周波数：15～85kHz
• 垂直走査周波数：50～85Hz
• デジタルRGB入力：TMDS DVI-D 24ピン×1(シングルリンクのみ対応)
  　　　　　　　　640×480ドット(拡大表示)
  　　　　　　　　800×600ドット(フル表示)
  　　　　　　　1,024×768ドット(圧縮表示)
• コンポーネント入力：RCA×3
• ビデオ入力：NTSC 3.58、NTSC 4.43、PAL、PAL N、PAL M、PAL60、SECAM対応
  　　　　　　　RCA×1、S映像端子×1
• 消費電力：200W
• 外形寸法(幅×奥行き×高さ)：235×198×91mm
• 質量：約2.0kg

□プラスのホームページ
http://www.plus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.plus-vision.com/jp/news/2001/0419_piano.html
□製品紹介
http://piano.plus-vision.com/index2.htm

(2001年4月20日)

[furukawa@impress.co.jp]