東芝と松下、シンガポールに低温ポリシリコン液晶製造会社を共同設立

　株式会社東芝と松下電器産業株式会社は、2月に発表した基本合意に基づき、新会社「AFPD PTE., LTD.」（日本語社名：アドバンスト・フラット・パネル・ディスプレイ株式会社。以下、AFPD）をシンガポールに設立し、5月1日から事業を開始する。なお、AFPDの社長には、東芝深谷工場の前工場長、藤井敏昭氏が就任する予定。

　AFPDは、2002年7月の生産開始に向けて、本年5月より工場の建設を開始する。総投資額は、約1,230億円を予定しており、順次生産能力を拡大。2003年度中には、月産生産能力55,000枚（基板サイズ730×920mm）の世界最大の低温ポリシリコン液晶工場を実現する計画。

　出資比率は東芝67%、松下33%で設立時資本金は25億円。段階的な増資で2002年4月には500億円になる見込み。従業員数は生産開始時400名、2003年度には750名を予定している。

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp
□松下電器産業のホームページ
（4月25日現在、この件に関する情報は掲載されていない）
http://www.matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
・東芝
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2001_02/pr_j2301.htm

□関連記事
【2月23日】東芝と松下、低温ポリシリコン液晶製造会社を共同で設立
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010223/tandm.htm

(2001年4月25日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]