カノープス、MPEG-1/2ハードウェアエンコーダ搭載TVチューナカード
―DV形式からMPEG-2への高速変換も可能


6月上旬発売

標準価格:49,800円

連絡先:カノープス テクニカルサポート
    Tel.078-992-6830



 カノープス株式会社は、ハードウェアMPEG-1/2エンコーダを搭載したTVチューナPCIカード「MTV1000」を6月上旬に発売する。標準価格は49,800円。OSはWindows 98 SE/Me/2000に対応する。

 MTV1000は、MPEG-2エンコーダに同社の業務向け製品「MVR-D2000」(198,000円)や、「MPEG2 Module」(98,000円)などと同じチップを採用。さらに、できるだけ短く抑えた配線や、グランドを専用の内層だけでなく、表面層でも強化するなど「細心の注意を払って周辺回路を設計した」としている。

 チューナはVHF(1~12)、UHF(13~63)、CATV(C13~C63)を受信でき、ステレオや音声多重放送にも対応する。チャンネルなどのコントロールソフトとして「MEDIACRUISE」を採用。追いかけ再生機能といったタイムシフト機能や、静止画キャプチャ、各チャンネルを一目で確認できるチャンネルサーフィンなども可能。

 また、予約録画常駐ソフト「TV Recording Manager」も付属する。このTV Recording Managerは、Windows 2000にも対応するほか、ログオフ状態やスタンバイ状態からのタイマー録画もサポートしている。

 そのほかにも「DV → MPEGファイルコンバータ」もバンドル。DV形式のファイルをMPEG-2形式に高速に変換することができる。さらに、バージョンアップでiEPG予約や、iモードからの予約などの機能も追加される予定(時期未定)。

 なお、MVR-D2000は、WDMキャプチャドライバや、DirectShowを用いない独自仕様のため、付属のアプリケーション以外のキャプチャソフトには対応していない。

【DV → MPEGファイルコンバータ】 【TV Recording Manager】

 ビデオ入力端子は、7ピンミニDINコネクタ。S映像ケーブルを接続できるほか、付属の変換ケーブルにより、コンポジットビデオも入力可能。入力された映像は、Brightness、Contrast、Hue、Saturation、Sharpnessの項目が調節でき、エンコード結果にも反映される。

 オーディオ入力はRCA(L/R)、オーディオ出力はステレオミニジャックに加え、サウンドカード内部接続用コネクタを用意。サンプリング周波数は、32/44.1/48kHzに対応する。なお、ステレオミニジャックと、サウンドカード用コネクタは排他使用となっている。

 MPEG-2の解像度は720×480ドットと、352×480ドットで、MPEG-1は352×240ドット。ビデオビットレートは、MPEG-2(720×480ドット)が4~15Mbps、MPEG-2(352×480ドット)が2~8Mbps、MPEG-1(352×240ドット)が1~1.8Mbps。可変ビットレート(VBR)もサポートする。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/2001/mtv1000.htm
□製品情報
http://www.canopus.co.jp/catalog/mtv1000/mtv1000_index.htm

(2001年5月10日)

[furukawa@impress.co.jp]

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