開催期間:5月16日(水)~18日(金) 会場:東京ビッグサイト 入場料:1,000円
会場はHD対応製品や、デジタルシネマ用プロジェクタ、リニア/ノンリニア編集システム、3DCG作成ソフトなどの展示がメイン。セミナーは「NAB2001レポート」などが行なわれており、「日本版NAB」とも言える展示会となっていた。 ■プロジェクタ 日本ビクターでは、同社が独自に開発した反射型素子「D-ILA」を使ったプロジェクタを展示。同社のD-VHSビデオデッキ「HM-DH30000」の映像を、SXGA(1,280×1,024ドット)表示のプロジェクタ「DLA-M2000L」で映写していた。D-ILAパネルの展示もあり、先に発表されたQXGA(2,048×1,536ドット)のパネルや、試作品として3,840×2,048ドットのパネルも参考出品されていた。 クリスティ製品を扱うウシオユーテック/ジーベックスでは、クリスティ製の映画館用デジタルシネマプロジェクタを展示。テキサスインスツルメンツのDLPを採用している。また、3管式プロジェクタで有名なバルコでも映画館用プロジェクタを展示。こちらもDLPを採用しており、デジタルシネマ用途では反射型素子が強い。
■DV/HDカメラ、編集システム DV/HDカメラは、ソニー、松下電器産業、キヤノン、富士写真光機(FUJINON)などが出展。展示製品はほぼ全てが業務用ではあるが、ベータカムや8mmなどのアナログ製品は見かけられず、業務用途でもデジタル化が進んでいることが感じられた。 テープメディアを用いた編集システムは、ソニー、松下電器産業などが展示しており、製品は完全に業務用。こちらでもHD対応などのデジタル化が進んでいる。 ノンリニア編集システムでは、コンシューマ製品でなじみのあるカノープスが出展。音楽編集機器で有名なローランドも、映像/音楽編集機器双方の展示を行なっていた。 カノープスの展示は、「DVRex-RT Professional」が組み込まれた「REXCEED MODEL1000」などのトータル編集システムが中心。ローランドでは、ノンリニア編集システム「DV-7」や、オーディオワークステーション「VS-2480」などを展示していた。 三菱電機では、DVDオーサリングシステムを出展。エンコーダをPCIカード1枚にまとめてPCケースに収めたシステムで、MPEG-2 MP@ML、4:2:2P@MLに対応している。
■その他 富士写真フイルムでは、映画用フィルムなどを展示。HDソースへのテレシネを意識した製品などをアピールしていた。 ハードウェア以外の展示で目立ったのは3DCG作成ソフト。こちらも業務用製品が中心であったが、アマチュアユースにも多く使われる「Shade」シリーズを発売しているエクスツールズもブースを構えていた。また、TDKではMPEG-4を用いた動画配信システム「Wonder Stream」を展示していた。 面白い製品としては、360°全周に3面スクリーンを配したLEDディスプレイが挙げられる。こちらはショッピングモールなどでの公衆ディスプレイを目的としたもの。LEDのため解像度は低いが、360°どこからでも見ることができるため、アピール度は高そうだ。 また、会場内には「映画カメラ みれる! さわれる!」というイベントブースが併設されていた。70mmフィルムを使う映画カメラに触れることができ、入場者の注目を集めていた。
□映画テレビ技術・Digital Production 2001のホームページ (2001年5月16日)
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