マランツ、マルチチャンネル対応SACDプレーヤーを発売


7月発売

標準価格:380,000円

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 日本マランツ株式会社は、マルチチャンネル対応SACDプレーヤー「SA-12S1」を発表した。発売は7月で標準価格は380,000円となっている。ジョイスティック付きアルミトップリモコンや、オーディオ用RCAケーブル3組みなどが付属する。

 同社は、2chのSACDプレーヤーとして'99年に「SA-1」、2000年に「SA-14」を発売しているが、今回発表したSA-12S1で新たにSACDのマルチチャンネルに対応した。再生可能なフォーマットは、SACDマルチチャンネル、SACDステレオ、音楽CD、DVDビデオ、ビデオCD。メディアは、SACDシングル/デュアル/ハイブリッドディスク、DVDディスク、プレスCD、CD-R/RWをサポートする。また、ドルビーデジタルデコーダも内蔵している。

 6chすべて同一回路構成をとっているほか、マランツ独自のHDAM(高速電圧増幅モジュール)を全チャンネルに採用。SACD DACには、Cirrus Logic製「CS4397」(24ビット、48/96/192kHz対応)を3チップ使用している。さらに、電源回路はオーディオ、ビデオ/デジタル回路用に独立しており、SACD/CD再生時にはビデオ回路をシャットダウンすることもできる。また、ディスプレイOFF機能も装備する。

 アナログオーディオ出力端子すべてに金メッキが施され、さらにマルチチャンネルアナログ出力には削りだしの金メッキ端子を採用。また、ACケーブルはイントレット端子となっており、好みのケーブルに簡単に変更できる。

【主な仕様】
SACDCD
チャンネル数最大6チャンネル2チャンネル
再生周波数2Hz~100kHz2Hz~20kHz
周波数特性2Hz~50kHz(-3dB)2Hz~20kHz
ダイナミックレンジ114dB100dB
高周波歪率(1kHz)0.0008%0.0013%
信号方式1ビット・DSD16ビットリニアPCM
サンプリング周波数2.8224MHz44.1kHz
レーザー波長650nm(AlGaAs)780nm(AlGaAs)
映像出力コンポーネント×1、S1×1、コンポジット×2
音声出力同軸デジタル×1、光デジタル×1、
2chアナログ×2、マルチチャンネルアナログ×1
消費電力33W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
458×379×126mm
質量11kg

□日本マランツのホームページ
(5月23日現在、この製品の情報は掲載されていない)
http://www.marantz.co.jp/
□関連記事
【キーワード】スーパーオーディオCD(Super Audio CD[SACD])
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990805/key87.htm#SACD

(2001年5月23日)

[furukawa@impress.co.jp]

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