同社は、'99年12月にDVD-RWレコーダ「DVR-1000」を、2000年12月DVD-R/RWレコーダ「DVR-2000」を発売。DVR-7000は、その後継機にあたる。今回のモデルチェンジの大きな変更点は、プログレッシブ出力に対応したほか、本体カラーがシルバーになったこと。 従来どおりビデオレコーディング規格「VRモード」と、通常のDVDプレーヤーなどでも再生可能なDVDビデオ規格「ビデオモード」(DVD-R/RW Ver1.1)での記録が可能。VRモードでは、録画時間が標準モード(SP)で2時間、マニュアルモード(MN)では1時間~6時間まで32ステップで選べる。ビデオモードでは、録画時間1時間のV1モードと、2時間のV2モードが用意されている。 さらに、新しいMPEGビデオエンコーダ「1 Pass Variable Bitrate Control & Multi-resolution」を採用。これにより、VRモードでは、従来の録画解像度D1(720×480ドット)、1/2-D1に加え、3/4D1、2/3D1という解像度が使用できるようになった。また、VRモードの1時間録画(MN32)では、20bit/64fs ADCによるリニアPCM録音にも対応する。なお、それ以外の録画モードでは、DDCE(Dolby Digital Consumer Encoder)録音となる。 プログレッシブ再生機能は、2-3プルダウン方式の「ピュアシネマ・プログレッシブスキャン」と、「動き適応型補完プロセッシング」の2種類のモードを搭載。そのほかにも、高精度にノイズを検出する「コンポーネントフレームDNR・PRO」や、再生時に加え、録画時でも輝度信号や色信号を調整する「ピクチャークリエイション」機能も備える。 ビデオデコーダには、10bit/27MHzビデオADC搭載の新開発LSIを採用したほか、10bit/54MHz映像DACも搭載。さらに、MPEG特有のモスキートノイズ、ブロックノイズを低減する量子化ノイズリダクションも備えている。 また、GUIも新しくなり、「取扱説明書を広げなくても基本的な操作が簡単にでき、使いやすさが大幅に向上した」としている。本体には、DV端子も備えており、DVカメラと接続してデジタルダビングが可能。さらに、DVR-7000のリモコンで、DVカメラの基本操作もできる。 DVDレコーダとしては、松下が5月29日に135,000円という戦略的な価格で、DVD-RAM/R対応レコーダ「DMR-E20」を発表した。DVR-7000はその対抗製品となると思われる。標準価格で、DVR-7000の方が64,000円高いが、DVR-7000はプログレッシブ再生に対応しているほか、DV端子を装備している。
【主な仕様】
□パイオニアのホームページ (2001年6月12日)
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