プロオーディオ機材の展示会「AES東京コンベンション2001」開催


開催期間:6月13日~15日

会場:サンシャインシティ・コンベンションセンターTOKYO

入場料:1,000円



 録音機材やPAスピーカーなど、プロオーディオ機材の展示会「AES東京コンベンション2001」が、13日に開幕した。15日まで東京・池袋のサンシャインシティ・コンベンションセンターTOKYOで開催されている。入場料は1,000円。主催はAES日本支部。

 展示はPA用やモニタ用のスピーカー、スタジオミキサーなどがメイン。コンシューマ製品は見かけられなかったが、コンシューマ製品でなじみのあるメーカーも多く出展していた。

 ボーズでは、温度-55~70℃、紫外線、雨にも耐えられるというPA用スピーカー「Panaway 802-III」を、この展示会で初発表。実際に水をかけながらの展示を行なっていた。

 ソニーは、プロ用のCDレコーダ、MDレコーダ、マイクなどを展示。また、120kHzまで再生するというPA用のスーパーツイータが参考出展され、注目を集めていた。

 松下では、プロ用ブランドの「RAMSA」製品を展示。PA用スピーカー、24bit/96kHzの8ch対応AD/DAコンバータなどが展示されていた。

水をかけながらの展示を行なったボーズ「802-III」 参考出展されたソニーのスーパーツイータ 松下の「RAMZA」ブランドPA用スピーカー

ヤマハのオーディオワークステーション「AW2816」 パイオニアのDVD-R/RWドライブ(右側)
 ヤマハは、ミキサー、モニタ用スピーカーなどを展示。12日に発表したばかりのオーディオワークステーション「AW2816」をブースのメインに置き、デモを行なっていた。

 「AW2816」は、CD-R/RW、HDDを内蔵でき、1台でCD作成が可能。カタログには「プロのレコーディング環境をマイルームスタジオへ」のコピーがあり、パーソナルユースも想定されている。標準価格はオープンプライスだが、CD-R/RW、HDDを組み込んだ構成で20万円を切る見込み。

 パイオニアは、現在発売中の「for Authoring」規格の外部SCSI接続DVD-Rドライブ「DVR-S201」と同時に、「for General」規格のDVD-R/RWドライブを参考出展。ドライブは、すでにOEM供給されている「DVR-103」のようだった。

 ほかにも日本コロムビア(デンオン)やマランツなどが出展。デンオンではCD/HDD/MDレコーダ、マランツでは会議録音用テープレコーダなどの製品が見受けられた。

デンオンのCD/HDD/MDレコーダ マランツのブース

 また、海外製品の展示も多く、JBL製品などを扱うヒビノでは、標準価格72,000円(1本)のアンプ内蔵型「LSR25P」などJBLのモニタ用スピーカーなどを出展していた。

 ゼンハイザー製品などを扱うゼネラル通商では、ゼンハイザーのマイクやモニタ用ヘッドフォンなどを展示していた。

 そのほかにも、DVDオーサリングソフト「DVDit!」などを開発しているソニック・ソルーションズでは、「DVD CREATOR」を中心にDVDオーサリングソフトのデモを行なっていた。

JBLスピーカーを展示したヒビノ ゼンハイザー製品を展示したゼネラル通商 「DVD CREATOR」を中心にデモを行なったソニック

□AES日本支部のホームページ
http://www.ne.jp/asahi/aes/japan/index.html

(2001年6月13日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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