三洋電機、ALIS方式採用の32V型/42V型プラズマテレビ


PDP-32H1、PDP-42H1
7月10日より順次発売

標準価格:「PDP-32H1」700,000円
     「PDP-42H1」1,230,000円

連絡先:マルチメディアカンパニー
    映像メディア事業部 国内テレビ部
    Tel.072-870-4181



 三洋電機株式会社は、32V型のプラズマディスプレイ「PDP-32H1」と、42V型の「PDP-42H1」を発売する。愛称は「PLAZMA VIZON」。発売日は「PDP-32H1」が7月10日、「同42H1」が9月20日で、価格は「PDP-32H1」が70万円、「同42H1」が123万円となっている。BSデジタルチューナも操作できるリモコンが付属する。

品番画面サイズ発売日価格
PDP-32H132V型7月10日70万円
PDP-42H142V型9月20日123万円

■ PDP-32H1
 PDP-32H1は、852×1,024ドットのPDPを採用したプラズマテレビ。他社の同クラス製品と異なり、地上波チューナや入出力端子などを本体に内蔵しているのが特徴。外形寸法は829×122×517mm(幅×奥行き×高さ)、重量は25kg。

 画面サイズは、716×399mm(対角820mm)の32V型。「32V型」とは、日立製作所株式会社が4月10日発売の「W32-PD2100」を発表したときに表記したもので、CRT方式の34型相当となる。

 パネルにはALIS(Alternate Lighting of Surfaces Method)方式のものを採用。電極を奇数ラインと偶数ラインで交互に発光させることで、1,024ラインを実現している。パネル単体での輝度は650cd/m2、視野角は上下左右ともに160度以上となっている。

 独自開発の「プラズマ・ダイナミックAI(Automatic Image control)」を搭載。これは、映像信号の暗部と明部の階調をリアルタイムに補正するもので、黒つぶれを低減し、コントラストを向上させるという。同社では「様々なシーンで黒の引き締まったダイナミックな映像を再現する」としている。そのほか、IP変換回路、3次元ノイズリダクション、4メガ3次元Y/C分離回路、デジタルゴーストリダクションといった高画質化回路を搭載している。

 搭載スピーカーの再生周波数帯域は65Hz~25kHz。パワーアンプ部には1ビットデジタルアンプを採用し、「原音に忠実で臨場感あふれるクリアなサウンドを再生する」という。実用最大出力は8W×2。また、BBEサウンド・インの「BBE Mach 3Bass」システムを搭載。低域付近の特定の周波数をブーストする機能で、「一般的には得られない低音の再生ができる」としている。

 映像入力端子としてD4端子を2系統装備。ただし、750p信号はパネルフォーマットに変換される。そのほか、コンポーネント入力1系統、S2映像入力3系統、コンポジット映像入力3系統を備えている。

■ PDP-42H1
 PDP-42H1は、42V型PDPパネルを採用したプラズマテレビ。画面寸法は922×522mm(対角1,060mm)、解像度は1,024×1,024ドットで、パネル輝度は750cd/m2となっている。

 チューナ部や入出力端子などもPDP-32H1と同じ仕様となる。外形寸法は1,036×100×641mm(幅×奥行き×高さ)、重量は35kgとなっている。

【主な仕様】
PDP-32H1PDP-42H1
画面サイズ32V型42V型
画面有効寸法716×399mm(対角820mm)922×522mm(対角1,060mm)
解像度(横×縦)852×1,024ドット1,024×1,024ドット
視野角160度以上(水平/垂直)
輝度650cd/m2750cd/m2
受信チャンネルVHF 1~12、UHF 13~62、CATV C13~C38
音声実用最大出力8W×210W×2
映像入力端子D4×2、コンポーネント×1、S2×3、コンポジット×3
音声入力端子アナログ(L/R)×6
映像出力端子S映像×1、コンポジット×1
音声出力端子アナログ(L/R)×7、ヘッドフォン×1
その他出力端子BSデジタルチューナコントロール出力
消費電力240W300W
外形寸法(幅×奥行き×高さ)829×122×517mm1,036×100×641mm
重量25kg35kg

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0106news-j/0613-1.html
□関連記事
【4月12日】新製品プレビュー「日立 W32-PD2100」 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010412/npp07.htm

(2001年6月13日)

[orimoto@impress.co.jp]

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