デンオン、AVアンプを内蔵したDVDプレーヤー
―スーパーツィータ搭載のスピーカーも同時発売


ADV-700-S、SC-T33-BH、ARC-S780Mのシステム例
6月下旬発売

標準価格:「ADV-700-S」95,000円
     「SC-T33-BH」18,000円
     「SC-A33-BH」10,000円
     「SC-C33-BH」15,000円
     「DSW-33-BH」25,000円
     「ARC-S780BH」35,000円
     「ARC-S780M」35,000円

連絡先:電機事業本部 宣伝部
    Tel.03-3584-8308



 日本コロムビア株式会社(デンオン)は、AVアンプを内蔵したDVDプレーヤー「ADV-700」を6月下旬に発売する。価格は95,000円。

 同時に、マルチチャンネル用スピーカー「SC-33」シリーズを4機種発表。4機種とも6月下旬に発売され、価格は、3Way4スピーカーユニット「SC-T33-BH」が18,000円(1台)、2Way3スピーカーユニットの「SC-A33-BH」が15,000円(1台)、センタースピーカー用の2Way5スピーカーユニット「SC-C33-BH」が15,000円(1台)、サブウーファ「DSW-33BH」が25,000円。

 また、システムラック「ARC-S780BH」(ビーチ)と「同S780M」(木目)も6月下旬に発売する。価格はどちらも35,000円となっている。


■ ADV-700-S
ADV-700-S
 ADV-700-Sは、35W×5chのアンプを内蔵する高さ90mmのDVDプレーヤー。CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生も可能。主要メーカーのリモコンコードをプリセット済みの専用リモコンが付属する。  本体前面にアルミ素材を採用したほか、ディスプレイパネルはハーフミラーを使用。電源OFF時にはディスプレイの表示が浮き上がり、「フロントフェイスに輝きのある表情を与える」としている。

 映像入力端子として、D端子×1系統、S映像×3系統、コンポジット×3系統を装備。D/Aコンバータには96kHz 24ビットのものを採用し、内部のDVDプレーヤーからの信号だけでなく、外部デジタル入力信号も96kHzで処理する。また、ビデオエンコーダにはスーパー・サブエイリアスフィルタを搭載。ビデオ帯域を拡大すると同時に、帯域外ノイズの低減と水平解像度の向上を実現したという。映像出力はD端子×1系統、S映像×2系統、コンポジット×2系統。

 音声入力端子は、光デジタル×2系統、アナログ×5系統を搭載。dts、ドルビーデジタル5.1chのデコーダを内蔵するほか、AAC、ドルビープロロジックIIにも対応している。また、2chソースを疑似5ch化する「バーチャルサラウンドモード」や「5chステレオモード」も搭載する。音声出力は、光デジタル×1系統、アナログ×2系統。

 ディスクの信号を倍速で先読みするため、「音切れを防止し、常に安定したディスク再生が可能」としている。DVDの1層目から2層目への切り替え時も、待ち時間がほとんどないという。また、NTSC、PALの両方式で記録されたDVDディスクを、相互に変換して出力することができる。

【ADV-700-Sの主な仕様】

  • 実用最大出力:35W×5(6Ω)
  • 周波数特性:10Hz~30kHz(+0/-3dB、LINE、ダイレクトモード時)
  • SN比:98dB(ダイレクトモード時)
  • 映像入力:D端子×1系統(TV/DBS)、S×3系統(TV/DBS、VCR、V.AUX)、コンポジット×3系統(TV/DBS、VCR、V.AUX)
  • 映像出力:S×1系統、コンポジット×1系統(VCR OUT)
  • モニタ出力:D端子×1系統、S×1系統、コンポジット×1系統
  • 音声入力:光デジタル×2系統(TV/DBS、V.AUX)、アナログ×5系統(TV/DBS、VCR、V.AUX、CD-R/TAPE、TUNER)
  • 音声出力:光デジタル×1系統、アナログ×2系統(VCR、CD-R/TAPE)、サブウーファ用PRE OUT×1系統
  • 消費電力:115W(待機時1.2W)
  • 外形寸法:434×415×90mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:9.4kg


■ SC-T33-BH
SC-T33-BH
 SC-T33-BHは、新開発の「ダイレクトドライブ方式」のスーパーツィータを搭載するバスレフ型の3Wayスピーカ。12cmウーファ×2、2.5cmツィータ×1、スーパーツィータ×1という構成で、スピーカー・ユニットに非磁性体フレームを採用している。

 ウーファにはP.P.D.D方式のグラスファイバーコーン・ウーファを採用。クロスオーバーネットワークも新設計とし、指向性にも配慮したという。また、回折効果と不要共振を徹底排除したという、高剛性ラウンドバッフルを採用している。

 スピーカターミナルは金メッキ真鍮削り出し、コルク製のフットが付属している。

■ SC-A33-BH
SC-A33-BH
 SC-A33-BHは、同T33-BHと同じくダイレクトドライブ方式のスーパーツィータを採用したモデル。同T33-BHとの大きな違いはスピーカー構成で、8cmウーファ×2、スーパーツィータ×1となっている。

 非磁性体フレーム、P.P.D.D方式の採用、金メッキ削り出しのスピーカーターミナルなどは、SC-T33-BHと同等。また、壁掛けにも対応し、天然コルク製スペーサが付属している。


■ SC-C33-BH
SC-C33-BH
 SC-C33-BHは、上記の2機種と同じスーパーツィータ1基に、5.7cmウーファ×4を組み合わせた仮想同軸方式のセンタースピーカー。P.P.D.D方式のウーファを採用し、「明瞭なセリフを再現する」としている。

 また、傾斜式のバッフルのため、設置場所に合わせて最適な指向性が得られるという。


【SC-T33-BH、SC-A33-BH、SC-C33-BHの主な仕様】
SC-T33-BHSC-A33-BHSC-C33-BH
形式バスレフ型3Way4スピーカー(防磁)バスレフ型2Way3スピーカー(防磁)バスレフ型2Way5スピーカー(防磁)
ユニット12cmコーン型ウーファ×2、2.5cmソフトドーム型ツィータ×1、ダイレクトドライブ式スーパーツィータ×18cmコーン型ウーファ×2、ダイレクトドライブ式スーパーツィータ×15.7cmコーン型ウーファ×4、ダイレクトドライブ式スーパーツィータ×1
入力インピーダンス
最大入力100W(EIAJ)、200W(PEAK)
80W(EIAJ)、160W(PEAK)
周波数特性40Hz~90Hz80Hz~90kHz60Hz~90kHz
平均音圧(1m・1W)90dB88dB
外形寸法(幅×奥行き×高さ)175×295×800mm120×148×206mm360×163×71mm
重量(1台)約14.6kg1.8kg2.0kg


■ DSW-33-BH
DSW-33-BH
 15cmのコーン型スピーカーを2つ搭載したバスレフ型のサブウーファ。コルク製のフットが付属。最大出力60Wのアンプを内蔵し、クロスオーバーは50~200Hzの間で連続可変できる。周波数帯域は20Hz~200Hz。入力インピーダンスはLINE INで47kΩ、HIGH INで4.7kΩ。オートスタンバイ機能も搭載している。

 「ソースに忠実でピュアな低音再生を行なう」という、LF DIRECT回路を搭載。また、P.P.D.D方式により、「低歪みで高品位な重低音再生を可能にする」としている。

【DSW-33-BHの主な仕様】

  • 最大出力:60W(PEAK)
  • クロスオーバー:50~200Hz(連続可変)
  • 入力インピーダンス:47kΩ(LINE IN)、4.7kΩ(HIGH IN)
  • 消費電力:37W(待機時1.1W)
  • スピーカー形式:P.P.D.D.バスレフ型(防磁設計)
  • スピーカーユニット:15cmコーン型×2
  • 周波数帯域:20Hz~200Hz
  • 外形寸法:206×332×436mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:9.3kg


■ ARC-S780BH/M
ARC-S780M
 ADV-700-SとSCシリーズと組み合わせるテレビラック。ビーチ柄と木目の2種類が用意される。

 外形寸法は780×550×539mm(幅×奥行き×高さ)、重量は34kg。材質はバーチクルボードで、棚板(2枚)には強化ガラスを採用している。制限重量は、天板が70kg、棚板が15kg、底板が30kg。全体では130kg以下となっている。


□日本コロムビア(デンオン)のホームページ
http://elec.denon.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.denon.co.jp/news/130622.html

(2001年6月20日)

[orimoto@impress.co.jp]

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