松下、チェコにAV機器用の組み込みソフト開発拠点を設立

　松下電器産業株式会社は21日、チェコにAV機器用の組み込みソフト開発拠点を設立したことを発表した。名称は「パナソニックソフトウェア開発研究所（チェコ）有限会社（略称PESDL）」で、所在地はチェコ共和国ピルゼン市。

　この研究所は、松下グループの欧州研究開発会社である「パナソニックヨーロッパ研究所(ドイツ)有限会社（略称：PEL、所在地：ドイツ ランゲン市）」の傘下となる。当初はテジタルテレビやセットトップボックス用ソフトウェアを開発、将来的にはPCやモバイル機器用のソフトウェア開発も行なう計画。

　チェコPESDLの所長は、同じくドイツPEL傘下で、次世代デジタルAV関連の技術開発を行なっている「パナソニックAVCヨーロッパ研究所(略称:PAVCEL、PELに併設)」のライナー・ハイス所長が兼務。2001年11月から本格活動に入り、2年以内に30名程度の体制とする予定。

　今後は、ドイツPAVCELが中心となって双方向テレビ・サービスの標準と期待される「マルチメディア・ホームプラットホーム」（MHP）を採用したデジタルテレビやセットトップボックスなどの開発に取り組む。チェコPESDLは、これらのプロジェクトをソフトウェア開発の面から支援していく。

□松下電気のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010621-2/jn010621-2.html

(2001年6月21日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]