ソニー、4：3で初のD4端子搭載29型プログレッシブTV

　ソニーマーケティング株式会社は、29型TV「KV-29DX550」を8月5日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は12万円前後の見込み。

　「KV-29DX550」は、4：3型ではじめてD4端子を搭載するTV。D4端子の搭載により、BSデジタル放送の全フォーマットに対応する（720pは1080iに変換して表示）。同社製BSデジタルチューナ「DST-BX100」とコントロールS端子で接続することで、チューナの基本操作を付属リモコンでも行なえる「デジタルチューナー簡易コントロール機能」も備える。

　高画質化回路として、独自のNTSC映像をハイビジョン解像度に引き上げる「DRC-MF（デジタル・リアリティー・クリエーション：マルチ･ファンクション）」や、「MID-X」を搭載。

　また、フィルムから2-3プルダウン方式でビデオ信号に変換されたソースを自動的に識別して再現する「シネマドライブモード」、16：9ソースを圧縮表示する「高密ワイドモード（V圧縮）」、「ディテールエクストラクター（三次元Y/C分離回路）」も装備している。

　本体デザインには、直線と曲線を組み合わせた「アーク(弧)デザイン」を採用し、同社の25型TV「KV-25DR1」と同等のスペースに設置できる省スペース性を持つという。

【主な仕様】

• ブラウン管：FDトリニトロン管104度偏向29型(4:3）
• 搭載チューナ：地上波チューナ、BSチューナ
• 音声実用最大出力：7W×2（フルレンジ）
• 入出力端子：
  　　ビデオ入力×4系統（S映像入力3系統）
  　　D4×2系統
  　　AVマルチ（RGB/Y色差）×1系統
  　　BS/ビデオ出力×1系統
  　　ヘッドホン端子×1系統
  　　コントロールS入出力端子×1系統
• 定格消費電力：180W (スタンバイ時0.1W)
• 外形寸法：765×492×578mm（幅×高さ×奥行き）
• 質量 49.0kg

(2001年6月27日)

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