パイオニア、制作者向けセミナー「DVDワークショップ2001」開催


開催日:大阪会場(7月12日)
     東京会場(7月17、18日)



 パイオニア株式会社は、DVDコンテンツ制作者向けのセミナー「DVDワークショップ2001」を大阪と東京で行なった。大阪会場は7月12日、東京会場は7月17日、18日に開催され、それぞれ午前の部と午後の部の2回を実施した。

DVD-Rのメディアとしての利点を説いた
 同セミナーは同社ビジネスシステム事業部が運営。「デジタルコンテンツビジネスの市場トレンド」、「クリエイターズアイテムとしてのDVD-R for General」、「DVD-R/RWの最新情報」などが行なわれた。

 中でも今回は、同社が今春からOEM向けに出荷している「DVD-R for General Ver.2.0」対応ドライブの話題が主体となった。

 近年、映画やアニメーションなどのパッケージメディアだけでなく、イベント用やブライダル向けといった少量配布ニーズにDVD-Videoが使用されているケースが増えていることを報告。for Generalの汎用性と手軽さを説明した。同時に、唯一カッティングマスターを作成できるfor Authoringフォーマットの存在意義も説いた。

コンテンツ制作の各工程でDVDフォーマットの優位性を訴求
 なお、セミナーでは日本映像ソフト協会発表の発売済みDVDタイトル数にも触れていた。それによると、映画が約3,800本、アニメが約2,300本、アダルトが2,860本、趣味・教育が1,242本。このほか、雑誌の付録や会社案内、販促ビデオ、イベント用、ブライダル用といった統計に現われないタイトルも存在し、その数は「DVD-Video市場全体のおよそ3割程度」(パイオニア)という。

 また、DVD-R利用の最終目的を「カッティングマスターの制作」、「(教則、ブライダルなどの)少量納品」、「パソコン用など記憶媒体としての利用」の3つのシチュエーションに分類。カッティングマスター制作にはfor Authoring向け、後者の2つをfor General向けと述べている。

会場に参考出品されたパイオニアブランドのfor General対応DVD-R/RWドライブ。外付けタイプでインターフェイスはSCSI。その他の仕様はOEM供給しているものと同じという。発売は未定。
 なお、会場にはコンテンツ制作に関わるハードやソフトを提供するメーカー、代理店が13社集まっていた。映像では「Scenarist」のダイキン工業株式会社、「DVD it!」の三信電気株式会社(Sonic Solutions)、「Adobe After Effects」などのアドビシステムズ株式会社、「DVRex-RTシリーズ」のカノープス株式会社など。

 オーディオ分野では「Digital Paformer」(MOTU)の株式会社オービットや、「Protools」(digidesign)のタックシステム株式会社が参加した。


□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□「DVDワークショップ2001」の案内ページ
http://wwwbsc.pioneer.co.jp/event2001/dvd_r_index.html

(2001年7月17日)

[orimoto@impress.co.jp]

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