同時に、B5ファイルサイズのSVGA(800×600ドット)の液晶プロジェクタ「CP-S225J」も発表された。9月17日発売予定で、価格は398,000円となっている。
■ CP-SX5500J 独自の0.9型反射型液晶デバイス「LCOS(Liquid Crystal on Silicon)」を採用した液晶プロジェクタ。LCOSは透過型と異なり、各画素に遮光層を必要としない。そのため、90%以上の開口率を可能とし、継ぎ目のない滑らかな画像と高コントラスト、高速応答性を実現したとしている。
パネル解像度は1,365×1,024ドットで、最大UXGA(1,600×1,280ドット)までの表示が可能。光源にはUHB(高圧水銀)ランプを採用し、明るさは1,500ANSIルーメンとなっている。また、映像信号振幅の最大20%を黒信号化することで、高コントラストを可能にしたという。画面全体の明るさデータから自動的に演算されるため、黒つぶれの防止も実現したとしている。 さらに、本体に独自のプログレッシブLSIを搭載。ちらつきがなく滑らかな映像を得たという。また、IP変換時にフレーム間のノイズを検出。解像度の劣化を防ぎながらノイズのみを低減する、ノイズリダクション機能が作動する。 縦方向のほか、横方向からの投写による台系歪みを補正する「タテヨコキーストン補正機能」を搭載。スクリーンの正面に設置できない場合にも、左右のずれを補正できる。単純な補正ではなく、高次補完することでジャギー感を低減しているという。 映像入力端子は、アナログRGB2系統、DVI、コンポーネント、Sビデオ、コンポジットを各1系統装備し、D1~D4(480i/p、720p、1080i)に対応する。アナログRGB出力も搭載。また、本体にマウス用のUSB端子を備えるほか、付属のリモコンでパソコンのUSBマウスを制御できる「リモコンマウス機能」を搭載した。 そのほか、PinP(Picture in Picture)機能、4倍までの部分拡大、フリーズ(表示画面を記憶して止める機能)、オートアジャスト機能などを搭載。外形寸法は、250×335×103mm(幅×奥行き×高さ)、重量も5.5kgとなっている。
■ CP-S225J
パネル解像度800×600ドットの液晶プロジェクタ。「CP-SX5500J」と異なり、通常の透過型ポリシリコンTFT液晶を採用している。B5ファイルサイズ、2.4kgのモバイルタイプという位置付けで、2000年7月発売の「CP-S220J」の強化版になる。外形寸法は289×215×84mm(幅×奥行き×高さ)。リモコン、キャリングバッグが付属する。 レンズは非球面レンズ採用の短焦点タイプで、60型での最短投写距離は1.5m。最大表示解像度はSXGA(1,280×1,024ドット)で、明るさは1,100 ANSIルーメン。光源には150 UHB(高圧水銀)ランプを採用する。 スクイーズ収録のDVD-Videoの表示にも対応。このほか、部分拡大、フリーズ、キーストン補正(縦方向のみ)などの機能を搭載。キーストンはリモコンでも操作できる。
□日立のホームページ (2001年8月27日) [orimoto@impress.co.jp] |
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