なお、UA-5とUM-880には、MIDIデータの転送に独自の「FTP(Fast Processing Technology of MIDI Transmission)」を採用。「高速かつ安定したMIDIの入出力が可能」としている。 ■ SD-90
また、SD-90にSONAR日本語版をバンドルした「MRSN-90W」も11月に発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11万円前後になる見込み。 MIDI音源部はGM2とGM規格に対応。最大同時発音数128音、パート数32となっている。音色はGM2×4を搭載し、「クラシカル」、「コンテンポラリ」、「ソロ」、「エンハンスド」の4バンクに登録されている。ソロ用ピアノ音色では弱音の再現性を目指し、ドラム音色の一部にはステレオ収録の4段ベロシティを採用。サックスやバイオリンといった音色では、モジュレーションホイールでは再現できないほどの細かいニュアンスを含むビブラートが得られるという。 なお、SC-88ProやSC-8850などの固有音色には完全対応していない。また、インサーションエフェクトは3系統まで使用できる。
入力端子はUSB×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1、ライン×1、MIC/GUITAR×1、MIDI IN×2。出力は同軸デジタル×1系統、光デジタル×1系統、ライン×2系統、ヘッドフォン×1、MIDI OUT×2となっている。アプリケーションを介さず入出力をモニターできる「ダイレクト・モニター機能」も備える。 なお、シリーズ名称を従来の「サウンド・キャンバス」シリーズから「スタジオ・キャンバス」に変更。より「プロの環境に近づいたことをアピールする」としている。
対応サンプリングレートは、入力が32/44.1/48/96kHz、出力が44.1/48/96kHz。96kHzでの周波数特性は20Hz~40kHz(+0dB/-2dB)で、残留ノイズレベルは-95dBu以下(マスター出力ジャック)としている。
ASIO2.0、WDMに対応するが、ハードウェアによるダイレクトモニタリングも行なえるため、ASIO非対応のアプリケーションでも遅延なしの取り込みが可能。外形寸法は218×137×46.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は710g(本体のみ)。
24bitの64倍オーバーサンプリングでAD変換し、DA変換は128倍のオーバーサンプリングを行なう。演算精度は36bit。入力サンプリングレートは22.05/24/32/44.1/48/88.2/96kHz。出力は32/44.1/48/88.2/96kHzに対応する。また、WDM、ASIO2.0にも対応し、ダイレクト・モニター機能も採用している。 最大同時入力は8系統で、出力も8系統まで可能。入力端子として、XLR/TRSのコンボジャックを2系統、Hi-Zを2系統、同軸デジタルと光デジタルを各1系統などを搭載している。
ハードウェアベースでMIDIパッチを制御する「HDMR(Hardware Direct MIDI Routing)」機能を搭載。低レイテンシーの単体MIDIパッチャ―として機能もする。本体奥行きは231.4mmで、重量は2.4kg。
□「UM-880」の製品情報 (2001年9月6日) [orimoto@impress.co.jp] |
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