ビクター、DDスピーカー採用の「アオシス」に新シリーズ追加
―D4対応DVD内蔵15型液晶TV、USB搭載MDコンポ


LT-15DV1
9月21日より順次発売

標準価格:「LT-15DV1」275,000円
     「NX-MD1000-B」98,000円

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 日本ビクター株式会社は、DDスピーカーを採用した「aosis(アオシス)シリーズ」の新製品として、15型液晶のDVD視聴システム「LT-15DV1」を9月21日に発売する。愛称は「シアターアオシス」。価格は275,000円となっている。

 同時に、DDスピーカーを採用し、USBインターフェイスを内蔵したMDシステム「NX-MD1000-B」も発表された。愛称は「MDアオシス」で、11月1日に発売。価格は98,000円となっている。

■ LT-15DV1

 15型TFT液晶ディスプレイ、DVDプレーヤー、テレビチューナ、アンプ、DDスピーカー×2で構成された省スペースDVD視聴システム。映像商品へのDDスピーカーの搭載は、同機が初めてとなる。スピーカーは着脱式で、本体のみの外形寸法は397×292×346mm(幅×奥行き×高さ)。スピーカー装着時の本体幅は約487mmとなる。

 メインスピーカーには独自の「DD(ダイレクト・ドライブ・スティック)スピーカー」を採用。これは、振動板全体を駆動する方式を採用したもので、「広い音場空間と明快な音像定位を実現する」という。また、アルミ押し出し材を使用した円筒形のキャビネットを使用することで、内部定在波を抑え、自然な音圧バランスを実現したとしている。

DDスピーカーを取り外した状態。スタンドは付属している DDスピーカー装着時 振動板とコイルを直結している。磁石にはネオジウムを使用

 ウーファは、11cm径のエッジワイズ6層巻きボイスコイルタイプを本体に内蔵。専用の2chアンプで駆動する。さらに、独自の「エクステンデッド・スーパーバス回路」の搭載により、40Hzまでの再生を可能にした。

 15型の液晶ディスプレイには、解像度640×480ドット、画面輝度450cd/m2のものを採用。コントラスト比は300:1で、視野角は左右160°、上下140°となっている。応答速度は16ms。プログレッシブ表示にも対応し、DVDソフトでは「2-3プルダウン方式によるプログレッシブ」、テレビ放送では「3次元処理によるプログレッシブ」と、2種類のプログレッシブ処理を自動的に使い分ける。

本体右側面 DVD部のトップ 背面の端子パネル

 DVDプレーヤー部は、DVD用、CD用それぞれにピックアップを搭載し、音楽用CD-R/RWの再生に対応する。映像DACは10bit/27MHz。スクイーズに対応する「16:9モード(V圧縮)」も内蔵している。

 映像入力としてD4、S映像、コンポジットを各1系統搭載し、1080i、720p、480p、480iの各信号に対応する。ただし、1080iと720pの表示には変換処理が伴なう。

 音声入力はアナログ端子を2系統搭載。音声出力には光デジタル、アナログ、ヘッドフォンを1系統ずつ装備。そのほか、2本のスピーカーでサラウンドを再現する「バーチャルドルビーデジタル3Dフォニック」、原音に忠実でクリアな音を再生するという「BBE回路」などを搭載している。

【LT-15DV1の主な仕様】

  • 画面サイズ:15型
  • 解像度:640×480ドット
  • 最大画面輝度:450cd/m2
  • コントラスト比:300:1
  • 視野角:左右160°、上下140°
  • 応答速度:16ms
  • 再生対応ディスク:DVD-Video、VideoCD、プレスCD、音楽用CD-R/RW
  • 実用最大出力:15W×4ch(JEITA)
  • 受信チャンネル:VHF1~12ch、UHF13~62ch、CATV C13~C38
  • スピーカー:10.5×2.0cm DDスピーカー×2(メイン、4Ω)、10cm×2(ウーファ、4Ω)
  • 映像入力:D4、S映像、コンポジット各1系統
  • 映像出力:S映像、コンポジット各1系統(DVD専用)
  • 音声入力:アナログ×2系統
  • 音声出力:光デジタル(DVD専用)、アナログ(DVD専用)、ヘッドフォン各1系統
  • 本体外形寸法:397×292×346mm(幅×奥行き×高さ)
  • 本体重量:約14.2kg(スピーカー、ブラケット取り付け時)
  • スピーカー外形寸法:129×129×337mm(幅×奥行き×高さ)
  • スピーカー重量:約0.59kg(1本)
■ NX-MD1000-B

NX-MD1000-B
 上記「LT-15DV1」と同じく10.5×2.0cmのDDスピーカーを採用する、MDデッキ、アンプ、チューナ、サブウーファのMDシステム。USBインターフェイスを搭載し、パソコンで再生する音声をDDスピーカーで出力できる。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000。なお、USBからMDへデジタル録音したり、NX-MD1000-BからPCに音楽を取り込んだりはできない。

 MD部はMDLP、グループ検索機能に対応。CDからMDへの4倍速録音機能も搭載する。アンプの実用最大出力は20W×2ch。

 音声入力として、光デジタル、ライン、USB各1系統を装備。本体の外形寸法は150×274×237mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.9kgとなっている。出力はサブウーファ、ヘッドフォンのみ。

 サブウーファは60Wアンプ内蔵のアクティブ型。ユニットは17cm径のエッジワイズ8層巻ボイスコイルを採用したもので、「躍動感ある重低音再生の実現と深夜などの小音量時でも充実した再現力を発揮する」としている。サブウーファの外形寸法は226×315×295mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.7kg。

USB端子は前面に搭載 本体(左)とサブウーファ部(右)

【主な仕様】

  • 実用最大出力:20W×2ch(4Ω、EIAJ)
  • 受信周波数:FM76.0MHz~108.0MHz(TV1~3ch)、AM531kHz~1,629kHz
  • スピーカー:10.5×2.0cmDDスピーカー
  • サブウーファ:実用最大出力60W(4Ω)、17cm径コーン
  • 入力端子:光デジタル、ライン、USB各1系統
  • 出力端子:サブウーファ、ヘッドフォン各1系統
  • 消費電力:53W(本体)、39W(サブウーファ)
  • 本体外形寸法:150×274×237mm(幅×奥行き×高さ)
  • 本体重量:約4.9kg
  • サブウーファ外形寸法:226×315×295mm(幅×奥行き×高さ)
  • サブウーファ重量:約7.7kg
□ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□「LT-15DV1」のニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/products/tv/LT-15DV1.html
□「NX-MD1000-B」のニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/products/compo/NX-MD1000.html
□関連記事
【4月19日】ビクター、スリムな「DDスピーカー」採用のコンパクトコンポ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010419/victor.htm

(2001年9月6日)

[orimoto@impress.co.jp]

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