ソニー、世界初の6.1ch対応コードレスサラウンドヘッドホン
-AAC、DPL II対応、赤外線デジタル伝送


11月21日発売

標準価格:オープンプライス

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 ソニーマーケティング株式会社は、6.1chソース、MPEG-AAC、ドルビープロロジック IIにも対応したデジタル赤外線ワイヤレスヘッドホン「MDR-DS8000」を11月21日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は7万円前後の見込み。なお、増設用ヘッドホン「MDR-IF8000」(3万円)も、同時に発売される。

 MDR-DS8000は、'99年11月に発売した「MDR-DS5100」の上位機種。MDR-DS5100は、今後も並売される。MDR-DS8000は、ヘッドホンシステムでは初となるドルビーデジタルサラウンドEX、DTS-ESといった6.1chソースに対応。さらに、従来のドルビーデジタル、DTSに加え、ドルビーデジタルプロロジック IIや、AACデコーダも搭載し、現在のほとんどのフォーマットを再生できる。

 サラウンド音場は、同社独自の「バーチャルホンテクノロジー」技術により再現しており、DTS-ES、DTS音場再生については、DTSバーチャルの認証を取得している。

 また、頭の動きを感知するジャイロセンサをヘッドホンに内蔵。頭の傾きにあわせて、DSPで音の方向を調整し、頭の向きを変えても仮想のスピーカー位置と音像が固定されるヘッドトラッキングシステム「Gyrotrak(ジャイロトラック)」を装備する。

 加えて、ヘッドホンへの赤外線伝送を、従来のアナログ方式から非圧縮デジタルに変更。アナログ伝送に比べてノイズを97%以上カットしたとしている。入力端子は、光デジタル入力2系統、アナログ入力1系統を装備。デジタル機器2台と、アナログ機器1台を切り替えて使用できるようになった。

 ヘッドホンの電源は単3電池2本で、付属の充電式ニッケル水素電池のほか、アルカリ乾電池も使用可能。再生時間はニッケル水素電池、アルカリ乾電池とも約7時間。伝送のデジタル化や、Gyrotrakが搭載されたこともあり、従来モデルMDR-DS5100の再生時間約90時間(単3アルカリ2本)から大幅に短くなった。また、ヘッドホンの重量も、MDR-DS5100より70g重い350g。

【主な仕様】
「ヘッドホン」

  • 形式:フルオープンエアダイナミック型
  • ドライバユニット:口径50mm、CCAWボイスコイル採用
  • 再生周波数帯域:12~24,000Hz
  • 質量:約350g(付属充電池含む)
  • 電源:充電式ニッケル水素電池2本(付属)、単3形アルカリ2本(別売)
  • 電池持続時間:約7時間(付属ニッケル水素電池/単3形アルカリ乾電池とも)

「プロセッサ部」
  • デコーダ:ドルビーデジタルサラウンドEX、ドルビーデジタル、ドルビープロロジック II、DTS-ES、DTS、MPEG-2 AAC
  • バーチャルサラウンド機能:音場効果(CINEMA1/CINEMA2/MUSIC)、(バーチャル出力モード OFF/バーチャルフロント/バーチャルサラウンド5.1&6.1ch)
  • 伝送帯域:12~24,000Hz(48kHzサンプリング時)
  • 赤外線最長到達距離:正面約10m
  • 電源:付属ACアダプタ
  • 質量:約1kg
  • 入力端子:光角型×2、ステレオピンジャック×1
  • 出力端子:ヘッドホン
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ):85×200×190mm
  • 主な付属品:光デジタル接続ケーブル×1、ACアダプタ×1、充電式ニッケル水素電池×2、充電器×1

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200109/01-0920C/

(2001年9月20日)

[furukawa@impress.co.jp]

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