BS朝日、日本初の5.1chスポーツ中継を開始
-「パンクラス ハイブリッド アワー」をレギュラーで5.1ch化


9月21日発表

放送日時:第1回 10月7日 21:00~22:55
      レギュラー 毎週木曜日 深夜(翌金曜)0:00~2:00




 株式会社ビーエス朝日は21日、日本初の音声を5.1ch化したスポーツ中継番組を放送することを発表した。5.1chで放送されるのは、格闘技番組「パンクラス ハイブリッド アワー」

 「パンクラス ハイブリッド アワー」は、格闘技団体「パンクラス」の試合を放送する番組。10月以降の放送(毎週木曜日の深夜0:00~2:00)は、すべて5.1chでレギュラー放送される。スポーツのレギュラー番組での5.1ch放送は世界初だという。なお、第1回は10月7日21:00~22:55に放送され、9月30日に開催される「9月30日横浜体育館~8周年記念興業~」の録画中継を行なう。

 実際の収録は、サラウンドマイクとして、ステレオマイクを1m程度のバーの両端に配して、リング上の天井に吊り下げ、さらに選手の打撃音、息遣いなどの収録用にコーナーポスト上にもマイクを設置。また、リング下にも重低音用に「リングノイズマイク」を設置するなど、合計で30本近いマイクを使用している。

 音声ミキシング車内は、アクティブモニター「GENELEC1031A」で5.1chサラウンドのモニタ環境を構築。マイクで集められた音を、フルデジタルミキサー「ソニー DMX-R100」で処理して、リアルタイムで5.1ch音声を制作する。さらに、2chステレオ用のBSチューナの規格に準じたダウンミックスも行なわれる。これらのミキシング処理は全てリアルタイムで可能であり、生中継も可能という。

 なお、ほかの番組への応用については、「今のところ予定はない」としていた。

 発表会には、パンクラスの代表の舟木誠勝氏も出席。5.1ch化された中継を見て、「殴る音が効果音をつけたかのように響く。選手が実際にパンチを受けている時に聞く音に近い」との感想を話していた。

 また、会場では5.1ch収録した「DEEP2001 in YOKOHAMA(8月18日開催)」の試写も行なわれた。その5.1ch音声は、観客の歓声や選手の呼吸音などがサラウンドで響き、サブウーファの効果でパンチ音などが迫力を増して、臨場感が感じられた。なお、この大会の模様は5.1ch収録のDVDで発売される予定となっている。

舟木誠勝氏 実演の様子

□BS朝日のホームページ
(9月21日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.bs-asahi.co.jp

(2001年9月21日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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