JEITA、8月の電子機器国内出荷を発表
―DVDビデオが1~8月で80万台を突破


10月12日公開



国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会
電子統計委員会
 社団法人電子情報技術産業会(JEITA)は、2001年8月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は、全体で1,405億円(前年同月比99.6%)となり、微減傾向が続いている。

 そんな状況の中で、伸張しているのがDVDビデオ。前年同月比248.5%の115,000台で推移した。同協会では「本格的普及期に入った」とし、要因として2~3万円台の普及機の台頭やDVDソフトタイトルの増加を挙げている。ただし、平均単価が下落し、出荷金額では同198.1に留まっている。なお、1月からの累計では84万台を計上し、前年比は214.0%となった。

 カラーテレビは658,000台で、前年同月比89.9%と落ち込んでいる。しかし、ハイビジョンテレビの出荷台数が同282.8%の14,000台と倍増。BSデジタルチューナ内蔵テレビは14,000台、BSデジタルチューナは1万台を出荷した。両品目合わせて24,000台だが、ボーナス月だった前月の3万台に比べ、80.0%減少している。なお両品目合計の1月からの累計は335,000台となった。また、液晶テレビも49,000台と前年比46%増加した。

 ビデオ一体型カメラは、前年同月比99.6%の14万台を出荷。そのうちDVカメラは134,000台で、DVカメラとアナログビデオカメラとの比率は96:4となっている。

 オーディオ関連では、CDプレーヤーが前年同月比で162.4%と続伸。出荷台数は282,000台となった。また、HiFiスピーカーシステムが、前年同月比115.2%の27,000台と増加した。これについて同協会では「ホームシアター需要の拡大が要因」としている。なお前月、10%以上の伸びを示したHiFiアンプは、同101.8%と微増にとどまった。

 カー関連機器全体では、前年同月比102.5%と堅調に推移。カーカラーテレビ(61,000台、同140.7%)、カーナビゲーションシステム(129,000台、同107.6%)といった品目が増加したのに対し、カーステレオ本体(136,000台、同61.3%)、カーMD(27,000台、82.2%)が減少した。

 台数
(千台)
前年同月比
(%)
カラーテレビ658
89.9
液晶カラーテレビ49
146.3
VTR460
96.3
DVDビデオ115248.5
ビデオ一体型カメラ14099.6
ビデオプロジェクション283.8
BSデジタルチューナ10
ヘッドホンステレオ10569.8
CDプレーヤ282162.4
MD199107.8
HiFiアンプ23101.8
HiFiスピーカーシステム27115.2

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/japanese/
□2001年8月国内出荷時実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2001/ship_08.htm
□関連記事
【8月31日】JEITA、7月の電子機器国内出荷を発表
―BSデジタル機器が累計30万台に到達
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010831/jeita.htm
【6月1日】BSデジタルチューナが失速、DVDプレーヤーは倍増
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010601/jeita.htm

(2001年10月12日)

[orimoto@impress.co.jp]

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