アキュフェーズ、115W/4Ω対応のステレオプリメインアンプ


11月中旬発売

標準価格:198,000円

連絡先:代表
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背面部

 アキュフェーズ株式会社は、ステレオプリメインアンプ「E-212」を11月中旬に発売する。価格は198,000円。赤外線リモコンが付属する。

 「E-212」は、プリアンプ部、パワーアンプ部を内部で分離構成としたプリメインアンプ。「分離することにより、性能・音質とも先進のグレードを実現した」としている。

 パワーアンプには、電流増幅率リニアリティやスイッチング特性に優れた、マルチエミッタ型オーディオ用パワートランジスタを使用。これをパラレル・プッシュプルで構成し、さらに大型ヒートシンクをとりつけて熱処理に配慮することで、4Ω時で115W×2、8Ω時で90W×2の出力を実現している。

 また、増幅回路には位相特性に優れるという「カレントフィードバック」を、トーンコントロールには加算型アクティブフィルタ方式のものを採用。ロジック・リレーコントロールには金貼り接点を使ったクロスバーツイン方式を使用し、「最短でストレートな信号経路を構成」しているという。

 電源部は、パワーアンプ用に容量約400VAの大型電源トランスと、容量22,000μFのフィルタ用コンデンサ×2個を使用。また、プリアンプ用には専用電源回路を用いてパワーアンプ部との干渉を防いでいる。

 スピーカーターミナルは、A/Bの2系統を装備。スピーカーセレクターの「A+Bポジション」によってバイワイヤリングにも対応する。入力端子はUNBALANCED×4系統、BALANCED×1系統を装備。テープ用出力×1系統も備える。

 また、同社独自のAAB2インターフェイススロット×1を備え、ライン入力入力ボード「LINE-9」(6,000円)、マルチプルΔΣ方式D/Aコンバータを使用したデジタル入力ボード「DAC-10」(50,000円)、アナログレコード入力ボード「AD-9」(30,000円)を増設できる。

【主な仕様】

  • 定格連続平均出力(両チャンネル同時動作 20~20,000Hz間):  
       
    • 115W/ch 4Ω負荷  
    • 105W/ch 6Ω負荷  
    • 90W/ch 8Ω負荷  


  • 全高調波ひずみ率:0.04% 4~16Ω負荷(両チャンネル同時動作 20~20,000Hz間)
  • IMひずみ率:0.01%
  • 周波数特性:20~20,000Hz 0 -0.2dB(HIGH LEVEL INPUT 定格連続平均出力時)
  • ゲイン:42dB(HIGH LEVEL INPUT→OUTPUT)
  • トーンコントロール(ターンオーバー周波数および可変範囲):  
       
    • 低音:300Hz ±10dB(50Hz)  
    • 高音:3kHz ±10dB(20kHz)  


  • ラウドネスコンペンセーター:+6dB(200Hz、VOLUME-30dBにて)
  • SN比:  
       
    • HIGH LEVEL INPUT:110dB(定格出力時)、81dB(EIA)  
    • BALANCED INPUT:92dB(定格出力時)、81dB(EIA)  


  • 入力換算雑音:-129dBV(HIGH LEVEL INPUT)、-111dBV(BALANCED INPUT)
  • 負荷インピーダンス:4~16Ω
  • ヘッドフォンインピーダンス:8~100Ω
  • 消費電力:220W(電気用品安全法)、336W(8Ω負荷定格出力時)
  • 最大外形寸法:475×422×150mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量:18.9kg
□アキュフェーズのホームページ
(24日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.accuphase.co.jp/

(2001年10月24日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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