同イベントは、自動車のなかでも乗用車・二輪車を展示するイベント。自動車メーカーの展示が会場のほとんどを占めているが、カーオーディオメーカー各社もブースを出展している。AV Watchでは、プレスデーとして先行して24/25日に公開された会場の模様をお伝えする。
□トヨタとコンセプトカーを共同開発したソニー トヨタのコンセプトカー「pod」は、トヨタとソニーの共同開発モデル。「ITを軸にクルマと人との新しい関係を提案」をコンセプトにしている。携帯可能なユニット「ミニポッド」を持ち歩くことでユーザーの情報を学習。車体にLEDを備え、洗車のあとはオレンジを点灯して喜びを表現するなど、「AIBO」のように車が成長、感情表現していくという。
ソニーブースでは「pod」のシート部分を展示。シートには、テーブルに液晶ディスプレイが装備され、音楽やDVDの再生、ナビゲーション情報の表示がデモンストレーションされていた。「pod」では運転席を含めた全シートが同仕様となっている。
そのほかにも発売中のモデル「WX-7700MDX」、「CDX-M770X」なとを展示。また、参考出展品として、HDD/メモリースティック搭載のカーオーディオ「ミュージックサーバー」も出品している。製品化の予定だが、時期や価格は未定としていた。
□2.6GHz帯衛星対応機やWindows CE搭載機など 展示の中心は発売中や、発表済みの製品がほとんどであったが、参考出展品や、目新しい新製品を展示するメーカーもあった。 アルパインでは、2003年度に打ち上げ予定の2.6GHz(Sバンド)衛星放送対応機器を出展。同衛星放送は、車や携帯電話などの移動体機器に向けたもので、動画や音楽、渋滞情報などを放送する。運営は、東芝やトヨタ、日本テレビなど50社が出資して'98年に設立されたモバイル放送株式会社。画像はMPEG-4、音声はMPEG-2 AACで伝送され、データレートは7Mbps以上という。
アゼストブランドで製品を展開するクラリオンブースでは、25日に開発発表したWindows CEの車載用バージョン「Windows CE for AutomotiveVer3.5」を搭載したレシーバ「AutoPC CADIAS」を参考出展。TV受信やDVD再生、ナビゲーションなどの機能を備え、PCMCIAカードスロット、USB端子を使ってのPCとのリンクも可能。参考出展品だが、国内販売の計画があるという。
□「AutoPC CADIAS」のニュースリリース そのほかにもスカイパーフェクTVのラジオ放送受信に対応するレシーバや、Bluetoothを搭載して携帯電話でWebのブラウジングができるレシーバや、2002年度モデルなども参考出展していた。また、CD/MDレシーバの「DMZ616LP」のカラーバリエーション5色を展示してアンケートを実施。アンケートの結果によっては新色の発売を行なうという。
三洋電機も「Windows CE for AutomotiveVer3.5」搭載のポータブルDVDナビゲーション「ゴリラ」を参考出展。また、キャビネットに一体化させたナビゲーション/オーディオ/ビデオレシーバも参考展示した。 10型液晶ディスプレイを搭載し、DVD/MDデッキを装備。ただし、あくまで三洋としての提案で、実際にシステムを搭載する車が出る予定は今のところないという。
□東京モーターショー2001のホームページ (2001年10月25日) [fujiwa-y@impress.co.jp] |
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ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp