ロキシオ、DVD戦略の説明会「DVD Solutions 2001」を開催 －DVDビデオ作成ソフト「Hictcock」が2002年に登場

　ロキシオ・ジャパン株式会社は7日、都内で同社のDVDライティング戦略を解説する説明会「DVD Solutions 2001」を開催した。

　ロキシオはアダプテックのソフトウェア部門が独立した会社。CDライティングソフト「Easy CD Creator」などを発売している。説明会には来日した米RoxioのCOOトム・シェイ氏が出席し、RoxioのDVD戦略についての説明を行なった。

DVDの互換性を重視する姿勢を示す

　現在「Easy CD Creator」にはDVDライティング機能は装備されていないが、同氏の説明によると、今後はDVD関連の機能を追加していくという。ユーザーへのリサーチを元にして、DVDビデオ以外のフォーマットのライティング、短時間の簡単な操作でのDVD作成、DVDプレーヤーなどの他のDVD機器とも互換性を保つことなどを同社の姿勢としていくとしている。

　会場では、現在開発が進められているビデオ編集、DVDオーサリング、DVDライティングを一括して行なえるソフト「Hictcock(コードネーム:ヒッチコック)」をデモ。同ソフトではドラッグ&ドロップを操作の基本とし、DVからのキャプチャ、カット、入れ替えなどのビデオ編集、DVDメニューの作成、ワイプなどのトランジション、編集した映像のDVD/SVCD/VCDへのライティングが行なえる。

　「Hictcock」が「Easy CD Creator」に実装されるか、単体販売されるかは現在のところ未定。Easy CD Creatorについては、OEM版を既に出荷しているWindows XP対応の「Easy CD Creator Ver.5.1」のリテール版が、2001年第4四半期にリリースされる予定。さらに、第1四半期にはDVD+RWをサポートするVer.5.2をOEM版、リテール版ともに出荷する。

　Hitchcockについては、2002年第2四半期から第3四半期頃にOEM版(コードネーム：Bodega Bay)をリリースする見込み。さらに、第4四半期には、Hitchcockに加え、オーディオアプリケーション、バックアップソフトなども含むライティングソフト「King Kong」(コードネーム)が出荷される。

知名度アップの一環か、説明会の出席者にはroxioのロゴ付き煎餅も配られた

　質疑応答では「すべてのDVDメディアをサポートするのか?」との質問に対して、「DVD+RW、DVD-Rに注目しているが、すべてのメディアをサポートする」と回答。

　また、「独立して間もないため知名度が低いのではないか?」との質問もあり、「本年度は米国市場で、来年度以降は欧州、アジア市場に対してアピールを行なう」とした。

□ロキシオのホームページ
（12月7日現在、この件に関する情報は掲載されていない）
http://www.roxio.co.jp/
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【12月6日】米Roxio、加MGI Softwareを買収
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011206/roxio.htm

（2001年12月7日）

[fujiwa-y@impress.co.jp]