東芝、DVD-RW対応ドライブも発売へ
―DVD-RAM断念の報道は否定


 株式会社東芝は、今後の書き換え型DVD戦略としてDVD-RWもサポートしていくことを明らかにした。同社は、松下電器産業株式会社、株式会社日立製作所と、DVD-RAM方式を推進。現在のところ、書き込み可能なDVDとしてはDVD-RAMドライブのみ製造している。

 今後は、DVDフォーラムに承認されているDVD記録フォーマット「DVD-RAM」、「DVD-R for General Ver 2.0」、「DVD-RW」の3種類全てに対応していく方針という。具体的にDVD-Rや、DVD-RWに対応した次期製品をいつ発売するかについては、現在検討中としている。

 DVD-RAM陣営では、既に日立のグループ会社である株式会社日立エルジーデータストレージが、DVD-RAMとDVD-R、DVD-RWの読み書きに対応したマルチドライブを2002年1月から出荷すると発表している。また、11月にラスベガスで開催された「COMDEX Fall 2001」では、松下もマルチドライブを参考出品していた。今回、東芝もマルチ対応への方針を明らかにしたことで、DVD-RAM陣営は基本的にDVD-RAM/-R/-RWのマルチドライブへ移行しそうだ。

 なお、12月14日付け日刊工業新聞の「DVD-RAM方式を断念」という報道については否定し、今後もDVD-RAMを含め供給元の要望に応じたフォーマットに対応していくとしている。また、「パソコンのデータ書き込み用途では、書き込み回数などからDVD-RAMが主流になると見ている」(東芝広報)と話している。

□東芝のホームページ
(12月14日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.toshiba.co.jp/
□関連記事
【11月19日】松下、「ランボー2」ことDVDマルチドライブを展示 (PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011119/comdex11.htm
【11月5日】日立LG、ATAPI内蔵型DVDマルチ記録ドライブを製品化
 ―DVD-R/RW/RAM、CD-R/RWの書き込みに対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011105/hitachi.htm

(2001年12月14日)

[furukawa@impress.co.jp]

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