価格:「TMPGEncPlus」4,800円
また、マルチパス機能とDOSプロンプトでの制御機能を搭載した、プロ用途に特化したバージョン「TMPGEncServer」も、2002年度内に発売するとしている。 TMPGEncPLUSのダウンロード販売は、同社のサイトで直販されるほか、「Soft-City」でも行なわれる。価格は、直販は4,800円、Soft-Cityは4,500円。ただし、Soft-Cityで購入する際には、会費月額300円が別途必要となっている。TMPGEncServerの販売価格は未定。 「TMPGEnc」は、堀浩行氏が開発した無償配布のソフトウェアMPEG-1エンコーダ。無償配布でありながら高画質なエンコードが行なえるほか、操作性も高く、Windows版エンコーダの定番となっている。今回、その「TMPGEnc」に初心者でも扱えるように、ウィザードモードを搭載。さらに、DVD作成に特化したモードなどが追加された。なお、「TMPGEnc 無料版」については、ウィザードモードを搭載して、今後も無料公開が続けられる。 無料版と今回発売されるPLUS、Serverの最大の違いは、MPEG-2のエンコードを正式にサポートしたこと。無料版ではMPEG-2のライセンスの関係上、30日の期間制限がついていたが、PLUS、Serverでは無制限でエンコードが可能になった。 また、PLUS、Serverでは、新アルゴリズムの「マルチパスVBR」が搭載された。このアルゴリズムにより「従来に比べ、より低ビットレートでの高画質化を実現した」(同社)としている。なお、パスの回数はPLUSでは2回に制限されているが、Serverでは無制限となっている。 また、Server独自の機能として、業務用として要望の高かったDOSプロンプトでの制御をサポートした。これによりフロントエンドを、ユーザー各自で制作して、内部でTMPGEncを呼び出したり、完全に自動化したエンコードサーバーの構築も可能となる。 なお、ペガシスは11月13日に創業した株式会社。コンピュータのソフトウェア、ハードウェアの企画・開発・販売を主な業務とし、関連したコンサルティング、およびコンピュータ書籍の編集・制作を行なう。代表取締役社長は河村保之氏、また、取締役には、「TMPGEnc」の開発者である堀浩行氏も名を連ねている。 そのため、ペガシスでは、MPEGエンコーダ「TMPGEncPLUS」の国内外の販売・サポート、特定企業向けにカスタマイズしたTMPGEncの開発なども行なっていくという。また、CD-R/RW/DVD書き込みソフト「nero」のOEM窓口も担当する。 【新アルゴリズムのマルチパスの効果】
□ペガシスのホームページ (2001年12月27日)
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