ソニー、AVI 2.0形式対応DVgateを公開

　ソニー株式会社は、同社のPC「VAIO」シリーズに搭載しているソフトウェア「DVgate」をアップデートするプログラムと、「VAIO Edit Components」を公開した。対応するのは、Windows 2000/XPとDVgateがプリインストールされた「VAIO」。ファイル容量は「DVgate 2.5」が約9MB、「VAIO Edit Components 1.0」が約1MBとなっている。

　今回公開されたソフトウェアにより、「Adobe Premiere 6.0」(LEも含む)での編集環境が充実する機能が追加される。なお、対象となるのはPremiere 6.0のみで、それ以外のバージョンでは適用できない。また、DVgate 2.5にアップデートすると、「DVgate Plug-in」は使用できなくなる。

　DVgate 2.5では、DVgateに含まれる「DVgate Motion」と「DVgate Assemble」で、Premiere 6.0が出力したAVI 2.0形式のファイルがサポートされた。具体的には、DVgate Motionでは、Premiere 6.0のAVI 2.0形式のDV-AVIファイルがDV機器へ録画できるようになる。

　DVgate Assembleでは、Premiere 6.0が出力したAVI 2.0形式のDV-AVIファイルのカット編集および、ファイル出力(DV-AVI、MPEG-1、MPEG-2)が可能になった。さらに、MPEG-2の出力制限サイズも約2GBから約4GBへ拡張されている。

　また、機能追加以外にも、DVgate Motion/Stillでモニターに機器からの映像が表示されない問題や、DVgate Motioでキャプチャ中のウィンドウ内の表示がおかしくなる問題、DV機器への出力時に1秒近く同じフレームが重複する問題が解消される。

　同時に公開されたVAIO Edit Components 1.0では、DV映像のデコード/エンコードに「Sony DV CODEC」を使用することにより、高品質な映像編集が可能になるとしている。Premiere 6.0で編集した映像の輝度が低下する問題が解消され、編集映像のDV機器への出力に対応し、実際の出力結果を見ながら編集を行なえる。

　加えて、AVI 2.0形式でのファイル出力や、AVI 1.0形式で2GBごとにファイルを分割して出力することも可能になる。

□VAIOのホームページ
http://vaio.sony.co.jp/
□ダウンロードページ
http://vcl.vaio.sony.co.jp/download/W-A06-U17-0.html

(2002年1月8日)

[furukawa@impress.co.jp]