アキュフェーズ株式会社は、純A級ステレオアンプ「E-530」を2月下旬に発売する。価格は50万円。製品には赤外線リモコンが付属する。 「E-530」は、純A級動作のステレオアンプ。A級動作は供給電力が一定で、外部からの影響を受けにくく、安定性が高いが、出力段の発熱が大きくなる。 同機では、出力段の素子として、熱的に安定動作するパワーMOS FETを採用。これをチャンネルあたり3ペアのパラレルプッシュプル駆動させ、さらに大型のヒートシンクをつけて放熱効果を高めることで、120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ωの出力を実現している。 プリアンプ、パワーアンプ、ラインアンプの増幅方式は、位相特性に優れるという「カレントフィードバック」を採用。ラインアンプはディスクリートで構成し、同社独自の「ピュア・コンプメンタリー・プッシュプル」を用いて入力素子をパラレルにすることで低雑音化している。 また、リレー回路は、通信工業用の密閉型リレーを採用し、接点は金貼りのクロスバーツイン方式。これらを電子的にコントロールするロジック・リレーコントロールとすることで高音質化、長期安定化を図っている。 電源部は、容量約450VAのマックス・リング大型トロイダル・トランスと、容量40,000μFのフィルタ用コンデンサ×2個を使用することで「余裕ある電源部を構成」(同社)。トーンコントロールは加算型アクティブ・フィルタ方式を採用するほか、ヘッドフォン専用のアンプも搭載して高音質化に気を配り、プリアンプのみを使用できる「EXT PRI」モードなどの機能も装備している。 スピーカーターミナルは、A/Bの2系統を装備。スピーカーセレクターの「A+Bポジション」によってバイワイヤリングにも対応する。入力端子はUNBALANCED×6系統、BALANCED×1系統を、出力端子はUNBALANCED×2系統、BALANCED×1系統を備え、プリアウト入出力(UNBALANCED)×各1系統も搭載している。 また、同社独自のAAB2インターフェイススロット×2を備え、ライン入力入力ボード「LINE-10」(8,000円)、マルチプルΔΣ方式D/Aコンバータを使用したデジタル入力ボード「DAC-10」(50,000円)、アナログレコード入力ボード「AD-10」(50,000円)を増設できる。 【主な仕様】
(1月25日現在、この製品に関する情報は掲載されていない) http://www.accuphase.co.jp/ (2002年1月25日)
[fujiwa-y@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp