松下など4社、蓄積型サービス「ep」とISP間の接続会社を設立


1月28日発表



 松下電器産業株式会社株式会社東芝イーピー株式会社、株式会社インターネット総合研究所は28日、イーピーが今春より運営する蓄積型双方向テレビサービス「ep」とインターネットサービスプロバイダ(ISP)との接続サポートを行なう新会社「ホームインターゲート株式会社」を2月1日に共同で設立する。接続提携先のISPとしては、Panasonic hi-ho、@nifty、BIGLOBE、OCNなど代表的なものを検討しているという。

 新会社の資本金は2億9,000万円で、出資比率は、松下電器51%、東芝29%、イーピー10%、インターネット総合研究所10%。当面の業務内容は、HDDを搭載するep専用の受信機「epステーション」を使ったISPへ接続および加入環境の提供、epサービスの基本サービスとなるeメール受発信の代行、epステーションへの安定的なインターネットの接続環境の提供となっている。

 epとは、デジタル放送(BSデジタル/110°CS)を利用する蓄積型プラットフォームサービスで、専用端末「epステーション」を使用する。epステーションは約40GBほどのHDDを搭載し、そのうち20GBの「ep領域」にショッピング、旅行情報、趣味・生活情報などのデータを自動的に蓄積。テレビ番組と連動して、CMなどの情報表示を行なう。また、残りの20GBはユーザーに開放され、番組を録画するHDDレコーダになるという。

 epステーションはアナログモデムも搭載し、インターネットへの接続も可能になる。番組と連動したカタログ請求や商品購入が行なえるという。今回発表された新会社は、このインターネットへの接続時に必要となるepとISPとの連携を代行するもので、今後は、IPv6接続のネット家電とISPとの接続なども視野に入れているという。

□松下電器産業のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□イーピーのホームページ
http://www.epep.jp/
□ニュースリリース(東芝)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2002_01/pr_j2803.htm
□関連記事
【2001年10月3日】衛星放送やネット放送を蓄積型メディアサービス「ep」(INTERNET Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1003/ep.htm

(2002年1月28日)

[orimoto@impress.co.jp]

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