松下、業界最小の消費電力を実現したMPEG-4デコーダLSI


5月よりサンプル出荷開始

サンプル価格:未定



 松下電器産業株式会社松下通信工業株式会社は5日、世界最小の消費電力1.1mWのMPEG-4ビデオレコーダLSIを開発したと発表した。サンプル出荷開始は5月を予定し、品番はMN19EV590422。サンプル価格は未定となっている。

 MN19EV59042は、携帯電話向けのMPEG-4ビデオデコーダLSI。従来50mWだった消費電力を11.1mWに低減し、より長時間の動画コンテンツの閲覧が可能になったとしている。アーキテクチャの最適化やクロックゲーティング技術のみで低消費電力化を行なっており、混載DRAMや電圧ホッピング技術などのプロセス依存技術は使用していない。このため、同社製の他のマルチメディア処理チップとスムーズに組み合わせられるという。

 また、W-CDMA端末などで用いられる「MPEG-4シンプルプロファイル」のレベル1の伸張処理に準拠。解像度はQCIF(176×114ドット)、フレームレートは15fps。

 動作周波数は従来比2分の1の27MHz(一部54MHz)。フレームメモリも16分の1に削減し、896Kbitでの伸張・表示処理を実現した。このため、0.18μmCMOSプロセスでもフレームメモリのパッケージへの内蔵を可能にした。パッケージサイズは11×11mm。

□松下電器産業のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□松下通信工業のホームページ
http://www.mci.panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn020205-3/jn020205-3.html

(2002年2月5日)

[orimoto@impress.co.jp]

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