デノン、AL24 Processingを搭載したCDプレーヤー


2月下旬発売

標準価格:12万円

連絡先:宣伝部
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 株式会社デノン(DENON)は、アナログ波形再現技術「AL24 Processing」を搭載したCDプレーヤー「DCD-1650SR-N」を2月下旬に発売する。価格は12万円。赤外線リモコン「RC-281」が付属する。

 DCD-1650SR-Nは、同社の「DCD-1650AZ-N」(99,000円)をベースに、上級機種「DCD-S10IIIL-N」(25万円)で開発された技術を継承し、SR(Sound Reference)の名を冠したモデル。

 最大の特徴は、同社独自の高音質技術「AL24 Processing」と、高精度マルチ24bit D/Aコンバータを搭載したこと。これにより、「CD再生における究極のハイビットコンバージョンを実現した」としている。

 AL24 Processingは、従来のALPHA Processing技術から、より量子化歪みを低減し、ハイビット化/ハイサンプリング化にも対応させたアナログ波形再現技術。入力されたデジタルデータを手掛かりに、「自然界に存在したはずのアナログ波形に近づくように、デジタルデータの補間を行なう」という。

 それにあわせて、DAコンバータには24bitのものを採用し、片チャンネルあたり2個ずつ差動で使用する4DAC構成。原理的にゼロクロス歪みの発生をなくすという「LAMBDA S.L.C」(ラムダ スーパーリニアコンバータ)となっている。

 オーディオ系と、デジタル系とはトランスレベルで分離した、DUALトランス構成。オーディオブロック、電源ブロックなどには、高音質電解コンデンサといった、音質パーツを採用している。また、電源コードは、インレットタイプの極太ACコードが付属する。

 トランスケースとトランスベースには、上級機種DCD-S10IIIL-Nと同様に、内部損失が大きく振動を伝えにくい鋳物を使用。また、ディスク再生時に不要となるローダーも、樹脂と金属を重ね合わせて振動を抑えた「S.V.H(Suppress Vibration Hybrid)Loader」となっている。さらに、シャーシ構造も、二重トップカバー、三重ボトムカバーとし、外部からの振動を排除している。

 再生できるディスクは、プレスCDに加え、CD-DAフォーマットでファイナライズ処理を行なった、CD-R/RWディスク。なお、HDCDには対応しておらず、DCD-1650AZ-Nのような、アップグレードサービスも現在のところ予定されていない。出力端子はライン出力1系統、光デジタルと同軸デジタルを各1系統装備している。

【主な仕様】

  • 周波数特性:2Hz~20kHz
  • ダイナミックレンジ:100dB
  • SN比:118dB
  • 高調波ひずみ率:0.0018%(1kHz)
  • セパレーション:110dB
  • ワウ・フラッタ:測定限界(±0.001%W.peak)以下
  • 出力電圧:2.0V
  • 消費電力:17W
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ):434×340×135mm
  • 質量:12.7kg

□デノンのホームページ
http://denon.jp/
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/n_dcd1650sr.html
□関連記事
【2月23日】デンオン、CDプレーヤーのHDCDバージョンアップを再開
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010223/denon.htm

(2002年2月12日)

[furukawa@impress.co.jp]

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