シャープ、一貫生産の大型液晶テレビ工場を新規建設


2月14日発表




完成予想図

 シャープ株式会社は14日、新規の大型液晶テレビ工場「亀山工場」を三重県亀山市に建設することを発表した。2002年9月着工、2003年5月完成、生産開始は2004年5月からの予定。

 同工場は、液晶ディスプレイの生産から、液晶テレビの完成品組み立てまでを一貫して行なう工場。従来は同社の三重工場で生産した液晶ディスプレイを、栃木工場まで運搬し組み立てていた。

 しかし、画面サイズの大型化に伴い、物流面でのロスの発生が見込まれるため、亀山工場で一貫生産ラインを構築。ロスの削減やリードタイムの短縮など、徹底した省力化を進め、より一層の高効率化を図るという。また、独自の液晶技術と、過去から培ったテレビ映像技術を単一工場に投入することにより、開発リソースの共有化ができるという。

 同工場では25型以上の大型液晶テレビを生産する予定。敷地面積は33万m2(10万坪)、生産設備を除いた投資額は280億円。人員は700名となっている。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/020214.html

(2002年2月14日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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