日立、水平/垂直台形補正対応のXGA液晶プロジェクタ

CP-X990J

3月7日発売 標準価格：「CP-X990J」120万円 　　　　　「CP-X430J」798,000円 連絡先：デジタルメディア事業部　ディスプレイ企画部 　　　　Tel.045-866-6305

CP-X430J

　株式会社日立製作所は、水平/垂直台形補正に対応した液晶プロジェクタ2機種を3月7日に発売する。価格は、輝度3,500ANSIルーメンの「CP-X990J」が120万円、輝度2,500ANSIルーメンの「CP-X430J」が798,000円。

　両機種ともパネル解像度はXGA(1,024×768ドット)、パネルサイズは「CP-X990J」が1.3型を、「CP-X430J」が0.9型。入力端子は、DVI×1、アナログRGB15ピン×2、コンポーネント（RCA×3）×1、S映像×1、コンポジット×1を装備。480i/480p/720p/1080iの映像信号に対応する。

　あらかじめ画像/動画の一部を取り込んで表示可能な「マイスクリーン機能」や、PC画面にビデオ映像を子画面として映し出す「PinP機能」などを搭載。その他にも画面の1部を最大16倍まで拡大する「部分拡大機能」や、投写画面を記憶して表示する「フリーズ機能」、PCからの入力時に自動的に画面位置を調節する「オートアジャスト機能」なども備えている。

　両モデルとも輝度を落とすことで静音性を確保する「静音モード」を用意。また、オプションの短焦点ワイドコンバージョンレンズにより、投写距離1.8m(レンズ非装着時2.2m)で60型の投射が可能。付属のリモコンは、レーザーポインタを装備し、USBケーブルをパソコンと繋ぐことでリモコンをUSBマウスとして使用できる「リモコンマウス」となっている。

　上位モデルの「CP-X990J」には独自開発のプログレッシブLSIを搭載し、2-3プルダウンに対応する「フィルムモード」も装備する。さらに、映像信号幅の最大20%の信号を黒信号化してコントラストを強調する「黒伸張機能」や、フレーム間のノイズ成分を自動検出してノイズのみを低減する「ノイズリダクション機能」などでビデオ画質を向上させている。

　また、「CP-X430J」は、天吊り使用時の操作性を向上させるため、リモコン受光部を前面、背面に加え上面にも装備している。

【主な仕様】
	CP-X990J	CP-X430J
パネル	1.3型透過型液晶パネル×3	0.9型透過型液晶パネル×3
解像度	XGA（1,024×768ドット）
輝度	3,500ANSIルーメン （静音モード時：2,800ANSIルーメン）	2,500ANSIルーメン （静音モード時：2,000ANSIルーメン）
レンズ	F1.7～2.3　f＝49～64mm	F1.7～2.1　f＝37～48mm
ズーム/フォーカス	電動（ズーム比 1：1.3）	手動（ズーム比 1：1.3）
映像入力端子	DVI×1、アナログRGB15ピン×2 コンポーネント（RCA×3）×1、S映像×1、コンポジット×1
映像出力端子	アナログRGB15ピン×1
消費電力	440W	410W
外形寸法 （幅×奥行き×高さ）	289×350×139mm	360×256.5×106mm
重量	6.5kg	4.5kg

□日立のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0215/index.html

（2002年2月15日）

[fujiwa-y@impress.co.jp]