ニコン、D1シリーズの普及版「D100」の開発を発表
―APSサイズの有効613万画素CCDを搭載


2月21日発表

標準価格:未定

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 株式会社ニコンは、D1シリーズの普及タイプにあたるレンズ交換式一眼レフデジタルカメラ「D100」の開発を発表した。価格、発売時期とも未定となっている。

 D100は、同社の銀塩一眼レフカメラと同じ交換レンズを装着できる「ニコンFマウント」を採用した、レンズ交換式のデジタルカメラ。プロカメラマンを対象としていた「D1」シリーズと異なり、今回はハイアマチュアもターゲットとし、小型・軽量を目指したという。

 撮像素子には23.7×15.6mm(ほぼAPSサイズ)の631万画素CCDを採用。200dpiでのA3プリントでも高いクォリティが得られるという。レンズマウントはニコンFマウントで、焦点距離はレンズ表記の約1.5倍となる。

 記録媒体はCF Type 2。1GBのmicrodriveにも対応している。電源には専用リチウムイオンバッテリ「EN-EL3」を使用し、単3アルカリ電池×6本、またはEN-EL3を2本装着できるバッテリパックも用意する。PCインターフェイスにはUSB 1.1を採用し、マスストレージクラスに対応。

 記録画素数は3,008×2,000/2,240×1,488/1,504×1,000ドット。ファイル形式は、JPEG(Fine/Normal/Basic)と、8bit非圧縮RGB-TIFF、12bit RAWから選択できる。さらに、音声記録も可能となった。

 シャッタースピードは30秒~1/4,000秒(Bulb可)。測光は3D-10分割マルチパターン測光、中央部重点測光、スポット測光の3種類を搭載。AFサーボはシングルとコンティニュアスで、フォーカスポイントはダイナミックAF対応の5点式となっている。ファインダ視野率は95%。格子線をファインダスクリーン上に表示する「マルチディスプレイ・スクリーン」を搭載し、被写体の明るさに応じて選択したフォーカスフレームの色が変わる「バリブライト・フォーカスエリア」も採用している。

 そのほかにも、新ワンチップLSIにより「超高速画像処理を実現した」としている。また、D-TTL調光に対応したGN約11の内蔵スピードライト(ストロボ)も装備している。

 外形寸法は144×80.5×116mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約700g(本体のみ)。1kgを超えていたD1Xよりも、約400g軽い。

主な仕様
撮像素子23.7×15.6mm 631万画素CCD
有効画素610万画素
撮像感度ISO 200~1600相当
記録画素数3,008×2,000/2,240×1,488/1,504×1,000ドット
レンズマウントニコンFマウント
実撮影画角レンズ表記の約1.5倍の焦点距離レンズに相当
レンズサーボシングルAF、コンティニュアスAF、マニュアルフォーカス
シャッター速度30秒~1/4,000秒、Bulb
測光方式TTL開放測光方式
(3D-10分割マルチパターン/中央部重点/スポット)
露出補正±5段の範囲で1/2段、1/3段ステップで可
液晶モニタ1.8型低温ポリシリコンTFT
電源専用リチウムイオンバッテリEN-EL3
外形寸法144×80.5×116mm(幅×奥行き×高さ)
重量約700g(本体のみ)

□ニコンのホームページ
http://www.nikon.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2002/us_02.htm
□関連記事
【2001年2月5日】ニコン、547万画素CCD搭載の「D1X」と秒5コマ撮影可能な「D1H」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010205/nikon.htm

(2002年2月21日)

[orimoto@impress.co.jp]

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