今回発表されたのは「ドルビー予約領域のパラメータ変化に対して一部の製品の保護メカニズムが反応し、ミューティングを行なう」という不具合。2000年9月に更新したドルビーデジタルエンコーダと、該当AVアンプのデコーダの更新タイミングが前後して合わなかったため起こったと見られ、「ドルビーデジタルEX自動識別機能」などの拡張ビットストリームが不具合発生の引き金になっている。 対処法として同社は、「アナログ出力(またはPCM変換したデジタル出力)し、ドルビープロロジック、またはプロロジック IIで再生してほしい」と訴えている。 各制作スタジオに対しては、拡張ストリームを使わないよう、すでに要請済みという。その場合、ドルビーデジタルEX自動識別機能は使えなくなるが、手動での設定は従来通り可能。 また、各AVアンプメーカーの協力のもと、既発売のAVアンプへの対策を行なう。「DVDプレーヤーとAVアンプの間に、デジタル入出力ボックスとなる専用アクセサリを追加する」というもので、配布時期や方法などは各AVアンプメーカーからアナウンスされる予定。なお、アクセサリの完成には、最低でも3カ月はかかるという。 また、ドルビーデジタル拡張ビットストリームがどの製品でも正常に動作するよう、エンコーダソフトウェアのバージョンアップも準備しているという。完成次第、各制作スタジオに配布するとしている。
□ドルビーラボラトリーズのホームページ (2002年2月22日) [orimoto@impress.co.jp] |
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