DVD-3800-Nには、DVD-A1-Nと同じSilicon Image製の新プログレッシブコンバータを採用した「新ピュア・プログレッシブ回路」を搭載。これにより、「3-2プルダウンの高速検出を実現し、ノイズの発生を極めて少なくする」という。また、「ビデオモードでの動画検出能力にも優れ、ピクセル単位の高精度な動画検出、補正を実現。モードの混在するソースでも高速に検出して、検出遅れによるフリッカーを防ぐ」としている。 ビデオDACは、12bit/108MHz。ビデオ信号の不要帯域信号成分をカットするフィルタに、「スーパーサブエイリアスフィルター」を採用。さらに、「NSV(ノイズ・シェーピング・ビデオ)」技術により、ビデオノイズ成分を不要帯域に追いやるとともに、アナログフィルタによって効果的にノイズを除去するという。 オーディオ部には、DVDオーディオのサンプリング周波数192kHzにも対応させたアナログ波形再現技術「AL24 Processing Plus」を搭載。入力されたデジタルデータを手がかりに、アナログ波形に近づくように、デジタルデータの補間を行なう。さらに、CDなどの16bitデータも24bitクオリティで再現する。オーディオDACは24bit。ドルビーデジタルとDTSデコーダに加え、HDCDデコーダも内蔵する。
ディスクトレイには、トレイ後部に大型プレートを装着して安定した回転と、振動の吸収を実現したというハイブリッド構造「S.V.H.ローダー」を採用。DVDメカユニットには、メカカバーをかぶせ防振対策、静音効果を高めている。 シャーシの底板は1.2mm厚の鋼鈑2枚から成る2層構造。シャーシ本体は、メカ部をセパレートした2ボックス構成をとり各部からの干渉を抑え、オーディオ基板、映像基板、デジタル系基板、電源系基板を独立配置している。 さらに、高音質電解コンデンサーなど音質パーツを多用。信号処理ブロックや、ビデオブロックなどそれぞれに独立した電源が用意され、電源コードには極太のものを使用している。また、音声出力のみ出力できる「ピュアダイレクトモード」も装備している。 再生対応メディアはDVDビデオ、音楽CDに加え、CD-R/RW。CD-R/RWに記録したMP3や、JPEG画像、ピクチャーCDも再生できる。音声のSN比は116dB(DVD/CD)、ダイナミックレンジはDVDが108dB、CDが100dB。 映像出力はコンポジット2系統、S映像2系統、コンポーネント(RCA×3)1系統、D2端子1系統を備える。音声出力は、アナログ5.1ch、アナログ2ch、同軸デジタル、光デジタルを各1系統搭載。 また、AMX、Panjaなどのシステムコントロールに対応したRS-232C端子も装備する。最大外形寸法は、434×330×133mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.0kg。消費電力は30W。
□デノンのホームページ (2002年2月28日)
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