AppleとPanasonic、DVCPROにFireWireを導入

4月8日発表

　米Apple Computerと米Panasonic Broadcastは、近く発表される業務用VTRのPanasonic「DVCPRO50」および「DVCPRO HD VTR」にFireWireを搭載すると発表した。また、「Final Cut Pro」の次期バージョンにおいて、Panasonicの「AG-DVX100 24P ミニDVカムコーダー」をサポートする。両社ではこの技術協力により、フィルム並みの高品質な映像を低価格で実現できるとしている。

　FireWireを使ったノンリニア編集で、「DVCPRO50」はITU-601デジタル4:2:2画質のデータレート50Mbpsを、「DVCPRO HD VTR」はHDビデオのデータレート100Mbpsをサポートし、転送前の圧縮が不要になる。同社ではHDクラスの非圧縮転送をFireWireで実現したVTRは世界初としている。

　Panasonicの「AG-DVX100 24P」は、24fpsプログレッシブスキャンでの撮影が可能な、ミニDVフォーマットのビデオカメラ。1/3インチ41万画素のプログレッシブスキャンCCDの3板式。「Final Cut Pro」が対応することで、ネイティブ24fps、480本プログレッシブスキャン解像度での編集が可能となる。

□米Appleのホームページ
http://www.apple.com/
□米Panasonic Broadcastのホームページ
http://www.panasonic.com/PBDS/
□ニュースリリース
http://www.apple.co.jp/news/2002/apr/08panasonic.html

(2002年4月8日)

[nisiuti@impress.co.jp]